オレンジまるごとプロジェクトnote はじめます。
「オレンジまるごとプロジェクト」は、愛媛・八幡浜を愛するコダテル会員のメンバーが、地産ハンドクリームをつくるプロジェクト。
摘果みかん🍊を活用した商品づくりを通して、年齢、職業、障がいのあるなしに関わらずいろんな人をまるごと巻き込んで、地域を、社会を元気に、豊かにしたいと思っています。
八幡浜ってどんなところ?
愛媛県の形は、プーマのロゴに似ているといわれています。
八幡浜市はプーマのおしりの部分。しっぽの付け根あたりです。
ちなみに、しっぽにあたる佐田岬半島は四国の最西端に位置し、日本一細長い半島(約50㎞)として知られています。
八幡浜市は、北は瀬戸内海、西は宇和海に面し、丘陵地が多く風光明媚なところです。
西日本有数の八幡浜港を抱え、四国の西の玄関口・交易の拠点として発展してきました。
温暖な気候と地形を生かした柑橘栽培が盛んで、特に温州みかん🍊は「日の丸」「真穴」「川上」など全国に知られたブランドみかんを生産しています。
漁業も盛んで、八幡浜港は天然の良港として栄え、中型トロール船団の基地となっており、四季折々のたくさんの種類の魚🐟が水揚げされています。
プロジェクトのきっかけ
きっかけは、プロジェクトの発案者である若き代表🍊Suzu(鈴屋拓人)が八幡浜市内の高校生だった2020年、「第1回八幡浜ソーシャルビジネスチャレンジコンペ」の高校生部門で最優秀賞を受賞したことに始まります。
生徒会役員でもあった彼は、このコンペに応募するため、生徒会のみんなで協力して知恵を出し合い、ハンドクリームの商品化を考えました。
🍊原料にはみかん栽培過程で捨てられてしまう摘果みかんと、かつて産業を支えてきたシルクを活用
🍊生産過程で障がい者施設などに協力いただくことで、障がい者の雇用や就労支援のお手伝いにつなげる
🍊SDGsの観点から八幡浜の資源を活用し、プロジェクトに関わる誰もがやりがいを持って参加できる環境を作り、持続可能な社会に向けて挑戦する
応募したビジコンで見事最優秀賞を受賞。
このプロジェクトを提言しただけではもったいないと、彼が卒業研究として個人的に引き継ぎ、1年間活動を続けました。
さらにプロジェクトを実現すべく、八幡浜市の個性的なコワーキングスペース「コダテル」の会員となり、会員に向けてイベントを開催。プロジェクトの協力者を募ります。
2022年2月のイベントでは、今まで一人で活動していたこのプロジェクトをコダテル会員に紹介し、実現に向けて一緒に動けるメンバーやサポーターを募集。
こうして🍊7人のメンバー+🍊6人のサポーターの協力を得てプロジェクトを団体として設立。4月より本格的な活動が始まりました。
ではここで、活動の中心となっているコダテルの紹介をしますね。
コダテルってなに?
コダテルは八幡浜市向灘にある一戸建ての会員制ヒミツキチ。
宿泊もできるコワーキングスペースです。
地元の子どもから学生、社会人、観光客、旅行者、ビジネスマンまで集うことができ、何かを“企てる”場所。
学ぶ。遊ぶ。働く。観光する。おもしろいことを企画する。
小さな一軒家のなかに、すべてを凝縮したヒミツキチ。
みんなでワクワクするものを生み出し、育てる場所です。
コダテル会員はプログラミングを学ぶ地元の小学生から学生、社会人まで、年代、職業も幅広く、居住地もいろいろ。
八幡浜市、愛媛県内にとどまらず、関西、関東、北海道、海外まで個性的な会員がそろっています。
このnoteを書いている私🍊そんごくうも、京都市在住のコダテル会員。
プロジェクトメンバーの一人です。
「オレンジまるごとプロジェクト」は、このプロジェクトの立案者である🍊Suzu(介護士/西予市)を代表に、🍊おーいし(デザイナー/松山市)、🍊きよちゃん(自営業/伊方町)、🍊Eriさん(保育士/八幡浜市)、
🍊もんちゃん(介護士/八幡浜市)、🍊ピロー(大学生/松山市)、
🍊そうんごくう(ライター/京都市)の7名を中心に活動しています。
他にもコダテル会員の6名のメンバーがサポーターとして協力してくれています。
メンバーがコダテル会員になったきっかけ、なぜプロジェクトに関わるようになったのかなど、詳しいこはこれからnoteで紹介していきますね。
なぜ、みかんのハンドクリーム?
八幡浜市はみかんの一大産地。
みかんのジュース、缶詰、ジャム、ゼリー、ケーキなどの加工品から、柑橘系のアロマ、化粧品など(ハンドクリームも)すでにいろいろあります。
では、なぜ、みかん🍊なのか? なぜ、ハンドクリームなのか?
そこにはプロジェクト発案者🍊Suzuの想いがあります。
詳しくは彼の書いた「くわだてノート」をどうぞ👇
幼いころ、コタツの上のかごのみかんを一人ですべて食べてしまうほどみかん大好きの彼。
生まれ育った西予市から八幡浜市の高校へ進学し、冬にはみかん収穫のボランティアを体験します。
みかん収穫の仕事を通して、農家さんとのふれあい、収穫の楽しさ、みかん山から見る景色の美しさ、休憩中に食べるみかんのおいしさなど、新たなみかんの魅力を体感。
この魅力を、もっと多くの人に知ってもらいたい。八幡浜の人にも改めて感じてもらいたい、と思ったそうです。
食べるだけでなく、収穫を体験したからこそ感じた味、香り、風景、人、みかんの、八幡浜の魅力を伝えたい。
そんな想いがこもっています。
収穫されたみかんは、形や大きさが規格外のもの、傷や黒ずみのあるものははねられ、選ばれたサイズ、糖度のものだけが出荷されます。
出荷されなかったものは、ジュースや加工品として使われることも多いのですが、プロジェクトでは摘果みかん(収穫するみかんの味や大きさを良くするために、成長過程で間引かれる実)を使用します。
「ハンドクリームがいい!」と言ったのは、高校でプロジェクトを一緒に考えた生徒会の女子だったそうです。
たしかにハンドクリームを使うのは、圧倒的に女性が多いですよね。
ハンドクリームに決めたのは、🍊Suzuの特別な想いもありました。
彼のお母さんは、視覚障がい者。お祖父さんの介護もしながら家事をこなす、家族思いのとても優しい人だそうです。
そんなお母さんの手を引いて歩いたり、コミュニケーションをとったり、幼いころからお母さんの手に触れることの多い彼にとって「手」は特別。
手が荒れていると、疲れているのかな?と心配になる。
あたたかくて、柔らかいお母さんの手に触れると心が和む。
大切な人の「手」を守りたい。
そんな想いも込められています。
障がいがあることを気にして「ごめんね」と言ったお母さんの言葉。
高校で福祉を学んでいた彼が、実習先の障がい者施設で見た、一生懸命作業に取り組む人たちの姿。
そんな体験を通して「自分にできることはないか」「いつか役に立ちたい」と思ったことも、このプロジェクト発案のベースになっています。
みかんのハンドクリームにつながるこんなストーリーに共感したメンバーが集まり、商品化実現に向けて動いています。
メンバーの🍊おーいしが、プロジェクトのロゴをデザインしてくれました。
摘果前の緑のみかんを図案化。士気を高め、仲間の証として贈り合うチャレンジコインがモチーフ。挑戦者の仲間の証です。
メンバーは全員仕事や家事をこなしつつ、プロジェクト初挑戦のド素人集団。それぞれができることをできる範囲で進めています。
コンセプトは
・八幡浜の活性化
・活性化をめざす若者をリードする
・地域資源の活用、障がい者の就労支援
・若さとネットワーク
・チャレンジを見せる
これから商品化実現までのリアルなストーリーをnoteに綴っていきます。
八幡浜や愛媛のみかんの情報もお届けしますね。
🍊オレンジまるごとプロジェクト
https://www.instagram.com/orangemarugotoproject/
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