破れた冷え取り靴下を繕いながら思った、何十年ぶり?

10月から冷え取り靴下を始めました。
本当は4枚重ね履きですが、私は内絹外綿
という1枚で2枚分という裏技ソックスが
気に入ったので4枚分の効果に近い
2枚を毎日重ね履きしています。

その内側1番目にはく肌にふれる靴下が
3ヵ月で4枚もかかとが破れたんです。
冷えとり靴下はめんげんというので
破れるといいと言われているのですが、
なにゆえただ冷えないようにと
はいているだけなので、破れたから
毒素が出たとはまだ信じてません。

日本製だけど、絹はかなり弱いです。
だから綿とポリエステルのミックス織で
近代の靴下は強くなっているのでしょう。
そして、どうもガサガサすることが多い
かかとのあたりが破れているので、
私のせいという2点が原因で
破れてしまうのだと思います。

で、最初は思い切って捨てたんですが、
1000円近くする靴下を破れたからって
短期間で捨てるっていいのか?って。
かかと以外はまだまだ綺麗なので、
惜しくなってきました。重ね履きは
気にいっているので、これから先
このペースで買うなんて贅沢すぎる。

それにしても100円のcopoワゴンの
靴下は半年はいても破れないのに。
ポリエステルって丈夫なんだな。

ってことで、お裁縫箱をあけて
かかと部分を繕うことにしました。
お裁縫箱は、小学校の授業で
買ってもらった箱をまだ愛用しています。
何なら、その頃買ってもらった
赤とかなかなか使うチャンスのない色の
糸も入ってます。40年もの!
まだ使えるのがすごいですね。
死ぬまで持ってるかもしれません。

なんだか懐かしい気分になりました。
子供の頃って靴下が破れたら
まず、お母さんが繕ってくれました。
このお裁縫箱を買ってもらってからは、
自分で繕うようになりました。

破れたから新しい靴下を
出してくれることはなかったな。
新学期や運動会、お正月に
新しいのをおろしてもらえるぐらいで。
普通の家ではそんな感じでしたよね。

いつの頃から靴下は破れたら
捨てるようになったのかな。
高校生ぐらいからは靴下繕った
記憶がないなと急に思いました。

人の家にお邪魔するときは
必ず新品はいて行くようにしてるし、
それも苦じゃないぐらい安い。
100円で売ってるんだもんなぁ。

それなのにあえて、破れる靴下を
はいて文化に逆行してるのも
めんどくさくて面白いなぁとと
思いつつも、これから何度繕うの?
と、思うとやっぱりめんどくさいなぁと
思いながら昭和時代の糸と針で
繕っていた令和のある朝でした。


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