DOCTRINEの制作スタイル
制作スタイルの紹介
DOCTRINEの制作スタイルを簡単に紹介します。
DOCTRINEでは、企画/誌面編集/進行を担当するわたしとその時参加したメンバーという体制でおこなっています。
また「フィーチャーフォトグラファー」というかたちで、その撮影回のメインになるフォトグラファーが軸になり撮影して、同時にわたしもディレクションやサポートをしながら撮影をする少し変わった進行になります。
撮影ではスタジオや屋外ロケーションなど色々ありますが、基本的にコロナ禍以前からモデルの安全を最大限に考慮して衛生面の徹底や事故防止はずっとおこなっています。
女性モデルが主となるため、まず以下を前提としています。
・撮影メンバーの中で女性モデル単独にならないようにする
・男性は特例がない限り女性モデルに触れないようにする
モデルが1人の場合は女性のサポートスタッフを加え、男女比のバランスをとったり着替えやポージングのサポートは女性がおこなうかたちで男性が直接触れる機会を減らします。
ヘア&メイクさんやスタイリストさんが入る場合は、主に女性なのでその人が担当してくれたりもします。
なるべくモデルが不安やストレスを感じない安全な環境を優先して、撮影にだけ集中してもらえるように取り組んでいます。
そんな中で撮影された作例紹介
©DOCTRINE/Margary/Seraph.M
モデルは同一ですが撮り手が異なるのがわかると思います。
前者2枚がフィーチャーフォトグラファーによるもので後者2枚はわたしが撮影したもの。
前者は作品用にシネマティックなテイストとし、後者は記録や汎用性を重視して解像度の高いナマっぽいものにしています。
その写真の利用目的によって撮る目線やその手法自体が変わってきますので並行撮影をしていると勝手が良い面があります。
解説
この回の撮影では、表参道のキャットストリートやブティック店内を使ったファッショナブルな内容で、同時にテーマとしてクラシカルさレトロさを演出する必要があったのでピンナップガール風の髪型と強調した濃いメイクになっています。
シンプルですが存在感が強いラテックス製のドレスに被写体が負けないようにするにはそういったアクセントを持たせた方が良かったりします。
DOCTRINEでは、ラテックス(ラバーともいいます)製のウェアを衣裳に多用するため、特殊な衣裳ですがこの素材の特徴をよく理解し熟知しているので「服」として扱うことができます。
また、どのようなライティングが結果に作用するかなども踏まえて、あからさま過ぎない気持ちが良い程度のラテックスのリフレクションを演出できるので、コスプレチックな印象は払拭できているはずです。
そして、理由がない限り衣裳のパワーに依存せずモデルの特性を信じた撮影を心懸けています。
この制作に携わった方の紹介
ヘア&メイク:日野千秋( @c_chiaki_ )さん
衣裳:モデル私物。KARIWANZ( @karinKariwanz )による製作
屋内ロケーション:
NEO XRATED FYP(For Your Pleasure)
東京都渋谷区神宮前4丁目25-10
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?