妊娠中のつわりと研究生活

こんにちは。えむ@2児ママ博士です。
記念すべき1番目の記事は、最初に書こうと決めていた「つわりと研究生活」について書こうと思います。

この記事では、
・つわりとはどのようなものか
・私の体験談: 第一子と第二子について
・つわりと研究生活は両立できるのか?→両立できない人もいる
ということを書いていきます。

はじめに: つわりとは

つわりとはどのようなものでしょう?一般的には、妊娠初期から安定期(妊娠16週目)前までのマイナートラブルのことを指します。産む直前までマイナートラブルはつきものですが、ここでは妊娠初期のつわりにフォーカスしたいと思います。一般的には、気持ち悪さや吐き気、嘔吐があったり、匂いに敏感になったり、疲れやすくだるくて眠いなどといった症状が現れます。そして何より、個人差が激しく、同じ人でも毎回の妊娠で違う症状が出てくることもあります。

個人差が激しいつわりですが、私のつわりの特徴についてお話ししたいと思います。軽いか重いかで言うと重いつわりでした。気持ち悪くて食べられなくなり、体重が数 kg減りました。水分も取れなくなり、点滴をしました。

と、脅すようなことばかり書いてしまってはバランスが悪いので、つわりを乗り越えた今の話もしたいと思います。つわりはとにかく長くてつらくて苦しかったです。でも、産んでしまえば世界が変わったように楽になります。そして何より、子供はとにかく可愛いです。あの長くてつらくて苦しかったつわりを、耐えてよかったと本当に思います。

つわり中の研究生活: 第一子

では、ここで私の体験談として、第一子妊娠中のつわりと研究生活について書いていきたいと思います。私のつわりは妊娠4週目から始まり、15週目頃に落ち着いてきました。症状としては、気持ち悪い(空腹でも気持ち悪い、食べても気持ち悪い、匂いも気持ち悪い、げっぷが出そうで出なくて気持ち悪い)、嘔吐、疲れやすい、乗り物酔いしやすくなるなどがありました。ほぼ寝たきりで、お風呂に入る体力もなく、なんとか頑張って2日に一度お風呂に入っていました。

そんなつわり生活の中、あまりにも飲み食いができず、フラフラで倒れそうになってしまったので、病院で点滴を打ってもらうことになりました。ブドウ糖やビタミンなどを点滴で打ってもらいました。

このような状況で研究はどうしていたのでしょう?もちろんですが「不可能」です。生きているだけで精一杯です。しかし、運の悪いことに、妊娠が判明する前に申し込んでいた学会発表がありました。キャンセルするか、共著者に発表を代わってもらうか、直前まで悩みましたが、結局発表しに行きました。同じ分野の研究者である夫に付き添ってもらい、瀕死状態で電車に揺られ、会場まで行きました。発表直前には会場の隅でビニール袋に吐き、スッキリしてから発表しました。念のため、ポケットには予備のビニール袋を入れていましたが、使わずに済みました。

後日談ですが、体調が安定してから参加した自治体の両親学級で、「つわりで体重が減った」と言ったところ、他の参加者に驚かれたことを覚えています。つわりが酷い私はマイノリティだったのかもしれません。

つわり中の研究生活: 第二子

次に、第一子妊娠中に続く私の体験談として、第二子妊娠中のつわりと研究生活について書いていきたいと思います。第二子の場合も妊娠4週目からつわりが始まり、16週目頃に落ち着いてきました。症状としては、気持ち悪い、匂いも気持ち悪い、吐き気、嘔吐、疲れやすい、だるい、眠い、便秘などがありました。第一子のときと同じくほぼ寝たきりで、お風呂に入る体力もなく、なんとか頑張って2日に一度お風呂に入っていました。吐き気止めを処方してもらっていたのですが、良くなりませんでした。点滴を2回打ちに行きました。

そんな中、今日も点滴をお願いしようと病院に行ったところ、入院することになってしまいました。尿検査でケトン体が出ていて、体重の減りも激しく、「重症妊娠悪阻」と診断されたのです。妊娠8週目の出来事でした。脱水が酷く、点滴の針がなかなか入らなかった記憶があります。入院後は禁食で、尿の量を測らなければなりませんでした。幸い1週間ほどで退院できました。

このような状況で研究はどうしていたのでしょう?第一子のときと同じく「不可能」です。生きているだけで精一杯です。しかし、今回もまた運の悪いことに、妊娠が判明する前に申し込んでいた学会発表がありました。準備すらできていない状態で、入院までしてしまった私には、事情を伝えて発表をキャンセルすることしかできませんでした。

結論: つわりと研究生活の両立について

個人差が激しいつわりですが、研究生活との両立は「無理な人には無理」です。無理なものは無理なのです。つわりに耐えてるだけでえらいです。

では、研究生活の観点からは、つわりにどう対処したらよいのでしょう。妊娠を希望していても、いつ妊娠するか(=いつつわりが来るか)はわかりません。つわりがつらかったら、安定期前でもちゃんと関係者に報告して、研究を一旦お休みしたほうがいいです。というより、そんな状況では、研究をお休みするしかないと思います。そこで理解されなかったら、それは大問題なので、(体調が良くなったら)然るべきところに報告しましょう。

つわりと研究生活の両立は、しやすい面もあるかと思います。なぜなら、研究は裁量労働に近いものが多いからです。厳密には両立とは言えないかもしれませんが、研究を短期間お休みすることは簡単かもしれません。

もちろんですが、両立が問題になるのは研究だけではありません。家事や、第二子以降の妊娠の場合には上の子の育児があります。個人差はありますが、つわりが酷いと家事育児すらできなくなります。パートナーとの協力は不可欠です。

おわりに

今回の記事は以上です。つわりは個人差が激しいものです。私よりも重いつわりを経験した(している)人もいると思います。一旦は研究活動がストップしてしまいましたが、それでも私は今研究を続けられています。この記事が誰かの支えになれればとても嬉しいです。

読んでいただきありがとうございました。

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