見出し画像

工学部生に告ぐ! VSCodeに入れておく拡張機能(特にPython用)!

プログラム言語は,基本的にテキストファイルフォーマットだから,使い慣れたエディタなら何でもいいやと思っているそこの大学生!ちょっと待った.たかがエディタ,されどエディタ.侮ることなかれ.

はじめに

1800年代終わりに始まったモータリゼーション.1900年代に大量生産・大量消費となり,2000年には多品種少量生産へと推移してきた.

21世紀以降は,ローカライゼーション(地域ごと,言語圏ごと),カスタマイゼーションは当たり前.工業製品のみならず,ソフトウェアにおいては,実施するのがハードウェアに比べて設備投資費用がかからないので,この傾向が特に顕著です.今や,パーソナライゼーション.個人に特化(寄り添った)したサービスでないと受け入れられない時代において,なぜ自身の最もよく使っているツールをパーソナライズしないのか!

というわけで,パソコンで仕事・研究・学業・趣味に勤しむ方にVS-Codeの拡張機能を紹介したいと思います.
これは電子工作が好きな機械系エンジニアの私のメモ的記事でもありますので,そのつもりで温かい目で眺めて下さい.

Visual Studio Code

学生の時(今から30年ほど前)は,テキストエディタとして『秀丸』,『MIFES』を使っていました.社会人になってUnixを使うときはVimなどを使ったりもしました.Pythonを使うときは,SpyderやPyCharmを使った時もありましたが,今やすっかりVSCodeVisual Studio Code)のとりこです.まず,何といってもダークモードの表示デザインがかっこいい.しょぼいプログラムを書いていても,なんだか一端のプログラマーっぽいんです.私はモチベが上がります.

チュートリアル

VSCodeの書籍やWeb上に情報たくさんありますし,チュートリアルも豊富です.人様のコードをコピペしてどんどん自分で試すことができます.いい時代です.

チュートリアル

拡張機能

電子工作にArduino,シミュレーションにUnity,IoTにPythonを利用しています.それぞれのプログラム開発において別々のエディタを使っているとショートカットキーや画面設定が頭の中でごちゃごちゃになって,作業ごとに疲れちゃいます(オッサンだから?およよ).ですので,できるだけ開発環境を統一したくなります.そうなるとそれぞれのプログラムに応じたスニペットやオートコンプリート機能は必須です.拡張機能の検索ボックス内に打ち込んだキーワードでたくさんの機能がどんどんインストールできてしまいます.VSCodeをアップデートした際にもちゃんと引き継がれます.

Arduino用拡張機能
C++用拡張機能
Unity(C#)用エディタとして利用する時のUnity側の設定

Python用拡張機能

機械学習で花盛りのPython.以下の5つは,絶対入れておいたほうが良い拡張機能です.日本語化,IntelliSense(インテリセンス:コード自動補完,構文チェック機能),デバッグやテストなど様々なサポートを実行してくれる.便利なものは理解が不十分でも積極的に利用しましょう.詰まった時に,調べればOK.

Python用拡張機能

Pythonのパッケージはバージョンに依存していますので,特定なパッケージを利用するような場合には,Pythonのバージョンを使い分ける必要が出てきます(パッケージの依存関係がこわれているとコンパイル時にエラーが発生し,再度環境構築し直さなければならない).Python拡張機能がインストールしてあると,以下のようにバージョン管理できて,作成した任意のプログラムは,どの環境で実行すればよいか非常に見通しが良い.

Pythonバージョン管理

あと,私がインストールしている便利な拡張機能は,GitLens/Git Graph,Docker,LEGO MINDSTORMS EV3があります.特筆すべきことがまとまった段階で,記事にしようと思います.

優秀なエディタは,頼りになるパートナーです.
ありがとうVSCode!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?