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小物入れっていろいろあるけど.

ちょっと高額な電子部品を入れる小物が欲しいなと思っていました.そこで,ThingiverseやGrabCADを覗いてみました.インターネットには,本当に素晴らしいサイトがありますね.こういったサイトに何らかの作品を掲載されている有志の方々には本当に頭が下がります.お絵描きする人はPinterestというサイトが有名ですよね.ThingiverseやGrabCADというのは,3Dモデルのギャラリーがあって,様々な3D形状データが投稿されています.そこには900万人以上のエンジニアが参加していて,400万以上の無料CADモデルがあります.これらの3Dデザインを見ているだけでも楽しい.

私が初めて3Dプリンタなるものを知ったのは,1995年でした.当時は,積層の1層の厚さも粗く,仕上がりも決して綺麗なものではなかった.限られた材質でしか成形できず,脆いし,色の選択はほとんどできない.しかもとても高額.個人で所有はおろか,製作依頼すらできませんでした.ところが四半世紀も経つと,なんと個人で製作もできちゃうし,何なら3Dプリンタも購入できる価格ではありませんか.技術の進歩は凄まじい.3Dプリンタといってもプラスティック小物だけでなく,金属まで成形できちゃう.なんなら,仮設トイレや住宅まで整形できるんだからすごい時代です.

そんなこと言っても,まずは小さいところから始めようと言うことで,製作した小物入れがこちら.(GrabCADより)

小物入れ1

まったく後処理しない状態でこの美しさ.技術の進歩は本当に素晴らしいです.そして,何より,じゃばら風にスライドできるタップ蓋が秀逸です.

プラスチックの材質によっては,ちょうど良い硬さであれば,カーブのところでいい感じの反発力を生みます.つまり,じゃばら蓋が曲がり口のところで,まっすぐになろうとして,まがりの中途半端な位置ではなく,開くか閉じるかどちらかに勝手に動こうとします.

動きが気持ち良かったので,何度もスライドさせていたら,パキッ...

せっかくのじゃばら蓋が割れてしまった.このカーブの形状と材質の上手い組み合せが工夫すべきポイントだなと.ただ,個人でこのようなケーススタディをするには費用がかかりすぎるので断念.(いつか3D-CAEシミュレーションで)

小物入れ2

壊れたけど,まあこれはこれで別の使い道を考えるとして,気晴らしにぶらっと100均ショップに行ってみた.あらためて,なんとまあ無数の小物入れがあるではありませんか.
これら1つ1つのプラスチック製品に,設計者がいて金型屋さんがいて,様々な人が細やかな工夫を積み上げて出来ているんだなとしみじみ思った今日この頃.
さて,私は次にどんな工夫をしていこうか.
100均さんの工夫に負けないぞ!

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