長引く咳の原因はアレルギー?咳喘息?
本日のテーマは『アトピー咳嗽』です。
この病名を初めて聞いたという方もいらっしゃるかもしれませんね。
名前の示すとおり『アトピー』が関与した咳なのですが、アトピー素因がない人でも起こすことがあります。
では、どんな時に疑ったらよいでしょうか?
咳の原因を考えた時には『どのくらいの間』咳が続いているのかが、大事な情報になります。
咳がではじめて最初の3週間までを『急性咳嗽』、3-8週間までを『遷延性咳嗽(亜急性咳嗽)』、8週間以上を『慢性咳嗽』といいます。
実は、急性咳嗽の多くは感染症であることが多く、咳が持続して遷延すればするほど徐々に感染症の比率は低下していきます
アトピー咳嗽は、感染症ではないため、遷延性や慢性咳嗽になりやすい特徴があるため、長引く咳の時に疑うことが大切です。
ちなみに慢性咳嗽は、感染症が原因となることは稀であり、咳喘息や逆流性食道炎、後鼻漏などが有名です
欧米との比較では、日本では逆流性食道炎や後鼻漏の割合は少ないです。アトピー咳嗽も慢性咳嗽の一つです。
それでは、アトピー咳嗽とはどのような特徴があるのでしょうか?
どのように診断するのでしょうか?
詳しく解説します。
お役に立てれば幸甚です。ドクターP
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