映画「YOLO 百元の恋」を観たんです
観たかった
中国映画「YOLO 百元の恋」
を観てまいりました。
暑い暑い日曜日、東京都知事選挙当日に。何しろ35度超え?バスで観に行ったんだけれど、まあ、遅延する遅延する。炎天下、10分以上待つのは辛かった。
原題は
热辣滚烫
訳すとアッツアツですわ。
火鍋的な感じですね。
暑いと熱いをかけてみました。
何が?って自己満足ですが、実際のところ
激アツ映画
です。
何しろ
人生一回限り
=You Only Live Once
=YOLO
です。
中国語だと
你只活一次
なんだけどね。
そこは、YOLOって言っとこうって事ですね。
この映画は、
日本映画「百円の恋」のリメイク
と言う事ですが、リメイク権が売れた時にも話題になりましたが、
だって、話題や高評価でしたけれど、決して大大ヒット映画ではなかったですから。
それをまさか、太っちょコメディエンヌの
ジァ・リン(贾玲)
が監督主演するとは思ってもみませんでした。
当時はテレビのバラエティ番組で大活躍のコメディエンヌで、調べてみると小劇団を主催していて、面白い存在だと思ってました。
(ちょうど北京にいた頃なんです。)
その後、自分の母親を描いた
映画「こんにちは、私のお母さん」
で監督デビューし、春節(正月)映画として大ヒット!
こちらはモロお涙頂戴映画で、嫌な言い方しましたが、マジでボロボロ泣きました。
そして、本作。
ある意味ドキュメンタリー要素も含む
身体を張ったパフォーマンス
を見せてくれます。
何しろ
50キロ減量成し遂げてますから!
日本のコメディエンヌたちが、25キロ痩せました〜30キロ痩せました〜ってレベルを超えてます。
日本のコメディエンヌも50キロ痩せてみたら良いのに…。マジで別人。いや、余計なお世話。
その上、演技して、演出して、1作品を作り上げ、
今年の春節映画として、またしても大ヒット
させてるってのが、堪らない!
やり切ったよ、ジァ・リン姐さん!
いや、ワタクシのが随分と年上だけどね。
そう言いたいレベル。
730億円っていくらだよ?
って突っ込みたくなる金額です。(中国国内で)
最初のクレジットで10社ぐらい提供会社が出てたから、一社ごとは少なくなるけれど、きっとみなさんほっくほくでしょう。羨ましい限りです。そこかい!そこです。
話を戻します。ストーリーは
ぐーたらにニートきめてた巨漢の主人公が、自殺したいほどいろいろあって、人生一回限りとボクシングの試合に挑戦すべくトレーニングを始めるわけで、そのトレーニングが正に実際のトレーニングとして描かれていると。
だもんだから、
痩せて、ボクサーとしての動きや走る姿にウソがなくて、
ストーリーとしてはフィクションなんだけれど、
その痩せる過程がノンフィクションだからリアルになって、
感動を与えてくれているんだな。
マジで、
主人公の彼女が受けた仕打ちについて、最後の最後に語られるんだけれど
もはや他人を信用できなくなるほどで、
やり切ったよ、ジァ・リン姐さん!
なのです。
スカッと!だし、
痩せなきゃって、減量停滞期中のワタクシも第3クールへの励みとなりました。余談ですが。痩せないんだよねぇ…。
映画ではエンドクレジットに合わせて
ジァ・リンのリアルなダイエット日記と映像が流れるのが
ドキュメンタリー映画をもう一本観ている様で、コレまたAIによるフェイク映画疑惑を払拭してくれてる。
まあ、試合シーンはスタント入ってると思いますけどね。
でも、コレをやられたらエンドクレジットと同時に退出する中国人も出るに出られないはず。確か、前作でもエンドクレジットに合わせて見せてた気がするけれど、今回はそれ以上な事は間違いない。この映画だからこそでしょう。
とにかく、今回はジァ・リンの身体を張った生き様を見たって感じでした。
中国映画嫌いって多いと思うけれど、
単純にオススメです。
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