私のムカ着火ファイアーのときの考え方
なにかしら、ムカつくことをされたり、言われたら、やり返し、言い返す派の過激派の私だった。
ただ、何度も繰り返すとキリがないなと思った。
怒りって精神エネルギーをかなり消耗するのだ。
そして、消耗した分、何か楽しいことをする気にもなれなくなる。
そして、ある日、台風みたいなものだと思うようにし、そういうことがあっても無視し、気にしないよう意識するようにした。
運が悪かっただけ、早く忘れて、楽しいことだけ考えよう。
実際にやってみると、デスノートがあったらそいつの名前で埋め尽くすくらいにはムカつくし、そいつの一族が滅んでくれと思うが、意識して気にしないようにし、嫌なことがあった分楽しいことで上書きしようとしていると、30分くらい経てばかなりマシになってることに気づいた。
そして、ふと、気づいたことがあった。
ムカつく奴に言い返すときは、そいつが理解できるように手間暇かけていることに。
相手が理解できないのでは当然意味はなく、相手が理解した上で、言い負かす必要があるし、後悔させる必要がある。
なぜ、わざわざそんな親切なことをしているのだろうか…
また、自分を変えることさえ大変なのに、自分以外の他人を変えるなんて非現実的とも思った。
仮に、言い返して、やり返して、それで改心して良くなるのは相手であり、自分なわけではない。
自分も相手も成長できてハッピーな精神性ならそもそも人生がもっとよくなってる。
自分さえ良ければ良いとは思わないが、わざわざムカつく奴が良くなる手助けをする必要性がないと。
台風が来なければ良いと思うが、それはどうやら難しいようだった。
またやってくるのだ。
彼の名は6号。
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