2019年解禁の新サプリメント「β-アラニン」とは?中距離走ランナーやサッカー、ラグビー選手にオススメです!
後半ロスタイム、どうしてもあと1点がほしい。
残りあと100mを、全力で走り切りたい。
でも、身体が重くて動かない。
スポーツをする時、誰にでもそんな瞬間があると思います。その時に疲労を感じにくくなるサプリメントがあったら、ありがたいですよね。
そんなアスリートをサポートするサプリメント「β-アラニン」(べーたあらにん)が今回のテーマです。
乳酸を中和し、身体の酸性化を抑える
β-アラニンは「エルゴジェニックエイド」と呼ばれるサプリメントです。
簡単に言うと、栄養を補給して100となった能力を、さらに120、130に引き上げるような、プラスアルファのパフォーマンス発揮を手助けしてくれます。
ではβ-アラニンは、実際にどのような働きをするのでしょうか。
身体を酷使すると筋肉に乳酸がたまり、体内が酸性になっていきます。すると身体が上手く機能しなくなり 、普段通りのパフォーマンスを発揮できなくなります。
β-アラニンの主な役割は、乳酸の中和です。
食事などから摂ったアミノ酸(ヒスチジン)と体内で結合し、L-カルノシンという物質となって乳酸を中和し、身体の酸性化を抑えます。
お勧めは中距離走やサッカー、ラグビー
ではβ-アラニンは、どのような競技に最もフィットするのでしょうか。
国際オリンピック委員会(IOC)が出している、サプリメントについてのステートメントに「30秒~10分程度の競技において、0.2~3%の成績向上が認められている」という記述があります。
そこから考えると、例えば400m走などの中距離種目では、大きな効果を発揮してくれるでしょう。
また、中距離のスプリントを繰り返すサッカーや、ラグビーなどにも適していると推測できます。
(その反面、マラソンなど有酸素の持久型スポーツにはあまり適していないようです。)
ちなみにβ-アラニンを摂ると、手足に「βアラニンフラッシュ」という独特のピリピリとした感覚があります。
これは健康上の問題となるものではありませんので、心配は無用です。
プロテイン、クレアチンと一緒に
DNSは、β-アラニンをプロテイン、クレアチンと並行して摂ることをお勧めしています。
プロテインが筋肉の合成をサポートしてくれることは、皆さんご存じだと思います。
そしてクレアチンは、もともと人間の筋肉などに含まれる物質です。
サプリメントとして補給することで、爆発的な動きが必要な短時間高強度の運動時に、エネルギー源となってくれます。
クレアチンについての詳しいことは、以下を読んでみて下さい。
日ごろからプロテインを摂って身体作りを行い、その上でクレアチンは爆発的な動きを、β-アラニンは疲労の軽減を、それぞれサポートしてくれます。
つまりこの3つの上手く使えば、パワー、爆発力、持久力をまんべんなく補うことができる、というわけです。
瞬発力を向上させるクレアチンと持久力を伸ばすβ-アラニンは、同時に摂っても効果が薄れることはなく、実際に持久力がアップした(※)という実験結果もあります。
※
Effects of 28 days of beta-alanine and creatine monohydrate supplementation on aerobic power, ventilatory and lactate thresholds, and time to exhaustion.
Amino Acids. 2007 Sep;33(3):505-10. Epub 2006 Sep 5.
世界的にも信頼の高いエルゴジェニックエイド
実はβ-アラニンは、欧米では以前からサプリメントとして広く用いられてきました。
しかし、日本でこれまで許されていたのは、医薬品としての使用のみ。
食品(サプリメント)としての使用は認可されておらず、2019年3月にやっと使用が解禁された、という背景があります。
βーアラニンの効果は先ほど述べた通り、IOCのお墨付き。
そして国際スポーツ栄養学会(ISSN)は2018年、β-アラニンのエビデンスレベルを、クレアチンやカフェインと並ぶ最上級のカテゴリーに入れています。
つまり、世界的にも信頼の高いエルゴジェニックエイドなので、安心して摂ることができます。
もちろん、ドーピング検査における禁止薬物ではありませんし、DNSのβ-アラニンはインフォームド・チョイス(世界で最も普及しているアンチドーピング認証プログラム)の認証も取得しています。
もちろんトップアスリートの方でも摂ることができますので、ご安心下さい。
また、いまDNSではホエイプロテインHMB&クレアチン、HMB、クレアチン購入者にβ-アラニンのシングルパックを一つプレゼントしていますので、気軽にお試しできます。
厳しい夏の暑さもそろそろ峠を越えそうです。そして、もう少しでやって来るスポーツの秋。
今年は新型コロナウィルスの影響で不透明なことも多いですが、「三密」を避け、小まめに消毒を行って、スポーツをできる限り楽しみたいですね。
ではまた次回!
#スポーツ #トレーニング #筋肉 #プロテイン #クレアチン
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