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元引きこもりは気付いた。やる気が出ない自分との向き合い方

こんにちは!
先の見えない不安に駆られ怠惰に過ごした10代を経て、「自分を生きる」をはじめる会社「ひとのこと」と出会い大きくライフシフト。
だいすけ@ひとのことです。

家業から企業が主流な世の中で真逆をやったその後の話し

企業から家業へ規模を縮小し、心の幸福度は上がったものの、経済の豊かさ(売上)は減少した。
週5日8時間勤務は週4日5時間勤務へと変わった。
その勤務時間には、
・家族とのお出かけのついでに出展するマルシェ会場の下見を済ませる
・活動する仲間との雑談ついでに重要な会議も済ませる
など、仕事とプライベートどちらも”ついで”に進めている時間も含まれる。

仕事のついでにプライベートを楽しむのか、プライベートのついでに仕事を進めるのか。いずれにせよ”ついで”が増えたことで、ムリムダムラが減った。誰かが決めるこれがいいから、自分で決めるちょうどいいを基準に生きることで、精神的な余裕を持つ時間が増えた。

同時にこの暮らしを持続可能なものとするためには、もう少し物理的な売上が必要という課題も、やってみたことで見えてきた。

そんな具合に生き方を探究している僕だが、実は元引きこもりだ。
詳しくはこちら

脱引きこもりから9年経って、最近、やる気が出ない理由と向き合い方が解明されたので、今日はその話しをしようと思う。

◎この記事はこんな方におススメです。

☑何をすればいいかは分かったけど、やる気が出ないと悩んでいる
☑経済の豊かさと心の幸福が共にある生き方に興味がある
☑俺はまだ本気出してないだけと本気で思っている
☑肩の力を抜いて楽に生きたい
☑いつかは俺もスーパーサイヤ人になる日がくると本気で思っている
☑物事が続いた試しはないが、成功したい
☑自分は選ばれた人間だと本気で思っている
☑引きこもり経験がある
☑幸せにになりたい

◎やる気が出ない理由

過去に挫折したままで終わった経験のある人は、頭ではどう思っても、絶対的に拭えない様な自己不信を持っている。

僕の過去を振り返ってみても、
・学校に行ったほうがいいと思うのに行けない(高校は4日で退学)
・働かなければならないのは分かるのに働けない(バイトは無断退職)
・人と楽しく会話したいのにできない(人付き合いに疲れて引きこもり)
と諦めたことが思い返される。

自分の望みを叶えるためには、やった方がいいと分かっているのに、行動できない理由には、強い自己不信と自己否定が潜在的にある。

・お前にはどうせできない
・お前みたいな奴が人のために何かできるわけがない
・どうせ最初だけでしょ
みたいな強い否定の言葉を自分にかけている。

何か決意したと頭で思っていても、「自分にはできない」と心では挑戦することを諦めている。
そう、やる気がないのではなく、既に諦めているだけだった。

◎幻想の自分としょぼい現実のギャップを覆い隠す都合主義

先日、元引きこもりの会と称して、6人の元引きこもりと食事をしてきた。

面白いと感じたのは、たった1回やってうまくいかなかっただけで諦めるという経験が豊富なことだ。

ゲームで勝てない相手が出る度にリセットボタンを押すかの様に諦める。
ゲームをリセットして、次のキャラクターは違うものにしようとワクワクして、一瞬は楽になった気がする。

けれど結局、また同じ様な勝てない相手に直面する。そこでまたリセットする。そして次もまた違うキャラクターを選ぶ。その繰り返し。

経験値が溜まる前にリセットするので、勝てない相手に勝つ経験を積まないまま、挫折経験だけが積み上がっていく。

そんなことを何度も繰り返すと、挑戦すること自体のハードルが高くなる。
その高いハードルを超えるために、こんな言い訳が始まる。

俺はまだ本気出してないだけだから、本気を出せばいけるはず。

もちろん等身大は挫折経験豊富、能力や経験、知恵の未熟な、ヘタレだ。
だけどヘタレのままで何かに挑戦するのはハードルが高いので、
幻想の自分になって挑戦する必要がある。
その幻想が、本気出せば凄いんだ。という根拠のない自信だ。

幻想の自分で挑戦して達成すれば良いものの、
結局、付け焼き刃がバレる怖さと隣り合わせで、そのプレッシャーから逃げる様に途中でやめる。こうして何をやっても続かず、自己不信を強めるという負のスパイラルが出来上がった。

◎負のスパイラルから脱却してみた(実話)

今書いていると大分打たれ弱いな自分と笑えてくるが、その瞬間の僕は割と落ち込んでいた。
しかし、落ち込みからの立ち直り方が今回は少しばかし違っていた。
そう、ゲームのリセットボタンを押さずに、ゲームを進めてみたのだった。

「それをする意味が分からない。」
と仲間が言っていたと人伝に聞いた時、驚きと悲しさで打ちひしがれた。
同じ仲間だから僕のプレゼンも聞いているし、意図を理解していると思っていた。もし違う意見があったとしても伝えてくるだろうと思っていた。
その話しを人伝に聞く数時間前にちょうど「やる気が出ない」と嘆く彼に会ったので、このnoteに書いている「やる気が出ない話し」をシェアしたところだったから、その場で直接意見を言わなかった彼を内心責めた。

以前までの僕ならば、
「ほーら。やっぱり人は俺のことなんて理解しようともしないし、協力すらしないやん。やーめた。」っと萎えているところだ。
今の僕は、自分にこう声をかけた。
「自分よがりに期待していたのだから、裏切られたのではなく、自分が見誤っただけだよ。1回の関わりで相手が変化するって本気で期待していたんだね。そりゃ今まで上手くいかない度に人のせいにして逃げてきたのだから、人を見誤るのも当たり前でしょう。で、だいすけはどうしたいの?」
「そうね、まずはこの経験をnoteに残そうかな。僕が読み手だったら斜に構えて読んでいるから、説教くさい気付きが書かれているだけでは、自分には無理っと切り捨てるもんな。実際に躓いた経験談を読んでホッとする人もいるだろう。」

そんな具合で小さいけれど大きな一歩を出してみると、ほんの少しの経験値がピコンと溜まった音が聞こえた気がした。

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