北欧1

【北欧ツアー視察1】デンマークと日本の違いに大きなショックを受けました。

代表取締役の伊藤 聡です。

12時間の長旅を経て
一週間の北欧視察ツアーから
帰ってきました。

デンマークとスウェーデンを巡って

・幼児教育
・小学~中学の義務教育
・労働環境
・移民問題
・環境とエネルギー
・オーガニック農場とビジネス

など、どれもが興味深いトピックで
その道の一流の方から話をお聞きして
学びに溢れた時間を過ごしました。

とても濃厚な時間で、
素晴らしい視察ツアーだったことは
間違いないのです。

が、正直な所

『どうして、デンマークに行ってしまったんだろう…』

という後悔にも似た感想も
同時に抱いてしましました。


素晴らしい時間を過ごしたツアーだったのに
後悔にも似た感情を抱いたのはなぜでしょうか

あまりにもデンマークやスウェーデンと
愛すべき母国”日本”が違いすぎた

教育や政治といった
社会システムの違いもありますが

それ以上に、前提となっているものや
国民全体に共有されているものが
違いすぎてショック
を受けました。

ショックを受けたとは言え
目を背ける訳にもいかないことなので
しっかり受け止めて、
行動にと変えたいと思います。

念のためにお伝えしておくと
視察ツアーに参加して、
知れて本当に良かったです。

すごく学びになりましたし
人生観の変わるような気づきもありました。


ただ、手放しに
「北欧良かったよ!!」という感想よりも
日本との違いからくるショックの方が大きかった
ということです。

今回から、3回に分けて
デンマーク&スウェーデンで学んできたこと
そしてショックを受けた内容を
シェアしていきます。

興味があれば、
読んでもらえると嬉しいです。

デンマークと日本の違いは”守備範囲の広さ”

ここまでの話が長くなりすぎたので
今回は、短くいきます。

北欧視察ツアーでの学びを
単語で羅列すると

・対話
・透明性
・お互いの信頼
・持続可能性
・フラット
・生命力の強い食材
・覚悟を持ってやる
・効率
・情報提供
・俯瞰力
・民度
・選択に意図を持つ
・自分と他人は違うという前提
・どういう大人であるか、どう生きるか
・本来の人間のあり方
・大人が介入することなく、子ども同士で認めあう。
居場所がある
・寛容さ
・自然
・まじめな部分とクリスチャニアの共存
・自分たちで国の形を作っていく
・社会問題を解決できるビジネス作り
・空間が綺麗
・共通言語となる国旗
・文化をどう取り入れるか
・エネルギー

と言った言葉で表現できます。

ですが
今回のお伝えしたいキーワードは
上記の単語ではなく

『どこまでを自分事として考えられるか』

です。

別の言い方をすると
『守備範囲の広さ』です。


神戸製鋼、日産といった
日本を代表する大企業が
相次いで不正が発覚したり

日本全体に広がる閉塞感や、
政治への不信感

「このままだと、日本マズいんじゃない?」

の根源は、ここにあると思います。

守備範囲がすごく狭い人
=自分のことしか考えていない人

極端な例を出しますが、
上記のような人は
自分が得するためには何でもします。

自分しか守らないので
横領、既得権益、データ改ざん
何でもござれです。

最終的に、自分が得すれば
懐がホクホクすればそれでよし。


守備範囲が広い人
=自分を超えて、地域や国レベルで
常に物事を考えられる人

一方、守備範囲が広い人は
自分だけの得を考えるのではなく
もっと高い視点から見ています。

データを改ざんすれば
その時は責任から逃れられて
問題を先送りにできます。

ですが、大企業としての責任
発覚した時の影響の大きさ

ひいては国際社会における
日本の立場を考えてたら、
改ざんは許される行いではありません。

 国全体を通じて「どのレベルで物事を考えているか」


すごく抽象的なのですが、
目の前で起きていること、自分が取る選択を
どの視点で見ているかが全然違う
なと。

教育・政治・ビジネス・労働環境
その他、すべてにおいて感じました。

”他人への信頼”をベースに社会を築いている
民度の高いデンマーク

以前はそうだったのに、段々と自分のことしか
考えていない人が増えている日本


ここ最近の解散総選挙に関する
ニュースを見ていても

「自分のことしか考えてない政治家ばっかだな」

と感じる方が多いと思います。

デンマークの市議会議員は
ボランティアであり、報酬はありません。

お給料なしです。


お金を超えて、
地域のためデンマークのために
貢献したいという人が
集まっています。

もちろん、デンマークのすべてが素晴らしいと
手放しで賞賛する訳ではありませんし
中には自分のことしか考えていない人も
いることでしょう。


ですが、大事なのは国全体を通じて
「どのレベルで物事を考えている人が多いのか」
だと思います。

その点、まだ日本は
自分のことしか考えていない人が幅をきかせている社会
だと感じました。

かなり抽象的な話が過ぎました。

今回、1番ショックだったことや
日本とデンマークの違いを辿ると
ココに通じると思っています。

言葉にすると、ましてや文章にすると
上手に伝えられたか、自信はないのですが

あなたにとって
3秒でも考えてもらえるきっかけになれば
嬉しいです。

日本が、もっと良い国に
なればいいなと思います。

次回からは、具体的なことで
もっと学びになったことを書いていきます!

それでは、最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

DNAパブリッシング株式会社
代表取締役 伊藤 聡

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