根回しは大事な仕事術
仕事するときに、何かと提案が通らなかったり、その場その場でのお願いは通るけど気付けば社内であまり良いイメージを持たれていないときがあります。
これは、ちゃんと根回しが行われていないことによって起こりがちです。
▼ 根回しは大事なコミュニケーション
根回しってどういうイメージでしょうか?
「ゴマすり」みたいに少しネガティブなイメージを持たれている方も多いかもしれませんが、正しくは以下の意味になります。
「物事を行う際に、事前に関係者からの了承を得ておくこと」
根回しは、社内外問わず、仕事を円滑に進める上で必要かつ重要なことで、何ならこれも仕事のひとつです。なぜなら、根回しをするかしないかで、相手が気持ちよく仕事を進めるか、もしくはこちらの提案やお願いが断られたり進むにしても嫌々行われて進捗が遅いということになりかねないからです。
仕事を行う上で、お客様、上司、同僚、部下など、相手からは好かれていた方が物事や話が進みやすいでしょう。
▼ 根回しの必要性
なぜ、根回しが必要なのでしょう?
それは、「人は、理屈では動かず、感情で動く」からです。どんなに正しいことを言われても、感情的に受け入れられなければ同意しません。
人によっては変化すること自体を嫌いますし、特に日本人は面子(メンツ)を重視する人が多いです。根回しをしていなかったり、根回しをする相手の順番を誤ったりすると、面子を潰されたと思われ、相手からの拒絶反応が高まります。
根回しは仕事を円滑に進める上で必要な、仕事術のひとつです。英語では「プレミーティング」と呼ばれています。
▼ 根回しは信頼関係を作る
物事が大きいほどに、急に聞かされるとビックリするので、根回しをした方が良いです。根回しをすることで相手の面子も保たれて信頼関係が良いまま保たれます。
最近はずいぶん減っているとは思いますが、喫煙部屋での会話や、飲み会や休日のゴルフでの会話も、根回しをする場として使われていました。
機会が減っていますが、やはりチャット等より顔を合わせて気軽に話す程度でもした方が良いでしょう。
仕事とプライベートを分ける働き方が流行っているかもしれませんが、「根回しも仕事のうち」として、勤務時間外でも仕事のひとつと思って根回しをする人ほど、同僚との信頼関係は良好のまま仕事を円滑に進められるでしょう。
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