リスキリングについて誤解あるような気がする。
#リスキリング について
どうも日本と海外でのリスキリングに対する意識にズレが生じているのではないかと思い始めた。
#ジョブ型 であると、大学で何を専攻したかでキャリア(就けるポスト)がきまるので「他の畑」の知識やスキルはかなり意識しないと手に入らない。求められる知識やスキルが違うのだから、マーケティングを専攻した人が、総務部門や安全/品質管理部門で働くのは一般的に考えられないのである。そこで、「違う畑」に飛び込むにはリスキリングが必要だよというわけである。
一方、日本は #メンバーシップ型 の特徴でもあるジョブローテーション(人事異動)の過程でそういったリスキリングは意識されずに行われている。つまり異動になったらしばらくはOJTなど日々の業務を通じて勉強の日々なのです。そのことが認識されていないから、IT技術職へのリスキリング、むしろキャリアチェンジ、だけが特に注目され、強調されているではなかろうかと。
今までファイルの共有は社内宛のみだった職種の人が社外宛にも共有が必要な職種に異動した場合、気をつけるべきことを学びなおすのも立派なリスキリングの一つ。
日本はリスキリングを仰々しく過大に捉え過ぎなのでは?と考える次第。
もちろん、IT技術者不足の解決も課題なのだから、リスキリング(というより寧ろキャリアチェンジの用語を使うのが適切かな?)は必要ですけれどね。