すずとも

リーマンショックで離職→青年海外協力隊H22-3ナミビア→個別学習塾教室長→JICAシ…

すずとも

リーマンショックで離職→青年海外協力隊H22-3ナミビア→個別学習塾教室長→JICAシニアボランティアとしてケニアに2年間滞在後、個人事業主。 世界標準のデジタルスキルフレームワークであるICDLを日本に広めるため活動中。DigComp≒ICDL

マガジン

最近の記事

  • 固定された記事

私がシニアボランティアとして活動し、ケニアで学んだこと。(資格と就活について)

活動するときは日本の常識は捨ててかかれ、なんてよく言われる青年海外協力隊。わかっちゃいるし、自分もそのつもりだったけど、捨てきれてなかったというお話です。 私は2010年1月~2012年6月の2年半をナミビア共和国で活動し、帰国後に就職しました。 その五年後にシニアボランティアとしてケニアで活動しました。 人生で2度もボランティア事業に参加するのは珍しい、特異な部類に入ります。このケニアでの活動でICDLに出会ったのです。もとをただせばナミビア隊員時代にもICDLという言葉

    • Privacy by Design Conference 2024での補足説明(3)

      (2)の続きです。 (1)で日本とそれ以外の国で比べると、デジタルスキルの意味合い・視点をどこに置いているのかの違いがあること、(2)で日本には「電子機器を使うための知識・スキル」についての統括的なフレームワークがないよ、ということを説明しました。 (3)ではこの現状を放置しておくのは得策ではないことをお伝えしたいと思います。大きく分けると2つの点があります。 1つ目は人材の流動化の妨げとなる恐れがあること。業務をこなすうえでの最低限のデジタルスキルと関連知識の評価基準を

      • Privacy by Design Conference 2024での補足説明(2)

        (1)の続きです。 第ニの要点は、日本には専門職向けのフレームワークは数多く存在していますが、基礎~中級(Digital Skills Toolkitでの定義)の全世代向け・包括的なフレームワークが日本にはありませんよね、という問題提起です。 総務省もそれに近い事はされてはいますがテイストとして子供を持つご家庭向けの印象ですし、では具体的にどういう項目がどの程度できれば達成か、の視点が弱い気もします。 デジタルスキルについての包括的・全体的フレームワークがないというのは、省

        • Privacy by Design Conference 2024での補足説明(1)

          Privacy by Design Conference 2024 での概要レポートを公表いただきました。 登壇させていただいたセッションは、『これからのデジタル社会で必要なリテラシーとは』です。投影スライドは、概要レポートの28ページ目にあります。https://drive.google.com/file/d/1z8Y0rN1_wSDzD89IaPN4iCXJWk6aINNC/view ここでは、私がお話した内容(お話したかった内容)を補足をふくめてお伝えします。 第一

        • 固定された記事

        私がシニアボランティアとして活動し、ケニアで学んだこと。(資格と就活について)

        マガジン

        • 好きな記事
          4本
        • ICDL謹製動画
          7本

        記事

          日本のデジタル競争力、過去最低32位 人材不足響く https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC288470Y3A121C2000000/ 出典元(?) https://www.imd.org/centers/wcc/world-competitiveness-center/rankings/world-digital-competitiveness-ranking/

          日本のデジタル競争力、過去最低32位 人材不足響く https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC288470Y3A121C2000000/ 出典元(?) https://www.imd.org/centers/wcc/world-competitiveness-center/rankings/world-digital-competitiveness-ranking/

          言葉の紡ぎ方、印象に残るフレーズ

          ICDLの活動を簡潔に表現する方法をずっと考えていました。 短いフレーズで印象に残る言葉を見つけるのは難しいですね。 昨日、そのチャンスに巡り合えました。 「日本リスキリングコンソーシアム主催 Reskilling for Japan 2023」というイベントに出席するために上京したのですが、その際、10秒程度のフレーズを話す短い動画を撮影する機会に恵まれました。 撮影時のフレーズは緊張していて覚えていませんが、翌日にその内容を思い出して考えることができたのです。 ICD

          言葉の紡ぎ方、印象に残るフレーズ

          SNS(特にX)で思うこと

          Xでポストするってことは、公共の場所で見ず知らずの通行人に向かって発信するのと同じなのです。そういう設定が根底にある。 使っているあなたの意識とか認識、願望とか関係ないのです。 いろんな人からコミュニケーションが飛んでくる。当然、中には望まない人からも。 知らない人から声をかけられるのが嫌なら、他人の行動を縛らず、自アカウントの設定を見直してみよう。 Xのブロック機能は、自衛の策の一つなんです。ブロックしました!なんて勝利宣言をするが如く、声高に叫ぶ必要もないのですよ。

          SNS(特にX)で思うこと

          2023年09月29日

          #写真が好き Pentax K3II + SIGMA18-200mm F3.5-6.3II DC HSM ピント合わせが辛い。

          2023年09月29日

          求:上手い返し

          「高校を卒業した人の割合が非常に高い、つまり高度な教育をうけた人が多い日本で、英語は全く分からない、英語の文書を見ただけで拒否反応を示す人が多いのは何故? 英語の単位を取って卒業するのだから、全く分からないはないだろう、少なくとも辞書を使ってでも読もうとするのが教育を受けた人の態度である。もしかして、高卒資格や大卒資格を金で買えるマーケットが日本にあるのか?そういう人が大半なのか?」 これに対する理由・説明が思いつかず「おっしゃる通り、ごもっとも」としか言えない私。うまい返

          求:上手い返し

          翻訳に関わった本が出版される経験って稀ですよね。

          日本情報教育学会の読書会に参加させていただいたご縁で、『Journalism, 'Fake News' and Disinformation: A Handbook for Journalism Education and Training』の日本語訳本を明石書店から発刊されることとなりました。 訳者は 山形大学 加納先生 湘北短期大学 小棹先生 東京電機大学 黒沢先生 私 です。 全てのジャーナリストはもちろんのこと、これから報道分野へ進む学生、メディア・情報リテラシー

          翻訳に関わった本が出版される経験って稀ですよね。

          続:サイバーセキュリティ

          シラバスをスライドにして動画化してみた記事。 よしそうだ、マインドマップにしてみようと作ってみたのがこちら。 「セキュリティ?知ってるよ。」と言えるレベルはこのくらいのことを網羅しておくべきでしょう。

          続:サイバーセキュリティ

          再生

          クラウドコンピューティングの基礎知識

          クラウドコンピューティングって何よ? まずどんなことを知っておかなければならないの? をぎゅっとまとめました。 技術的なことではなく、クラウドコンピューティングについての知識です。 海外の複数の大学で正課授業にも取り入れられています。 https://icdlasia.org/insights/cloud-computing/ ICDL Insights『Cloud Computing』より

          クラウドコンピューティングの基礎知識

          再生

          ICDL Cyber Security モジュールシラバス(仮抄訳版)

          MIXI ENGINEERS様がセキュリティ研修【MIXI 23新卒技術研修】を公開しています。新卒採用社員向けの研修です。 このような取り組みは素晴らしいですね。 後に続けと、ICDLモジュールとCyber Securityのシラバスを日本語で抄訳し、動画で限定公開しました。 サイバーセキュリティについて学ぶ利用者のために、必要な知識やスキルの項目がまとめてあります。 企業の自社研修担当者の方々に役立てていただければ幸いです。

          ICDL Cyber Security モジュールシラバス(仮抄訳版)

          私の挑戦:世界標準のデジタルスキル・フレームワークを日本にも

          何故挑戦しているのか?青年海外協力隊(シニア)の任期を終えて帰国した直後からずっと挑戦し続けていることは 世界標準のデジタルスキル・フレームワークを日本にも です。 世界標準のデジタルスキル・フレームワークとは欧州発のInternational Computer Driving License、ICDLのことです。 デジタルスキルとは、元々パソコンや各種デバイスを「使う」ためのスキルのことを指します。 日本では意味を拡大して使われていますし、「つくる」ためのスキルが

          私の挑戦:世界標準のデジタルスキル・フレームワークを日本にも

          ケニア・ナイロビ市による人材育成

          ケニアのナイロビ市が、ICDLのフレームワークを使って市職員・ユース世代に対してデジタルスキル教育・研修を行います。 ケニアは国としてもICDLを国の指針あったフレームワークだと認めてます。 デジタルスキルに関しては、第三者による客観基準としてICDLの認定証(Certificate)が使えることを国としても認めているのです。ICDLは世界100カ国以上で展開していますので、認定証があれば、他国でも通用するのも強みです。 採用や、組織内評価を自己申告で済ますと、「嘘つき放

          ケニア・ナイロビ市による人材育成

          キルギスでのデジタルスキル研修

          世界各国でデジタルスキルの第三者評価基準としてICDLを選ぶ国が増えてきています。 キルギス共和国で、 プロジェクト名:Digital CASA project スポンサー:世界銀行 実施者:キルギス共和国デジタル開発省+School of Professional and Continuing Education(SPCE) 対象者:16省庁1500名(第一期) 方法:対面(オフライン)とオンライン(e-learning) の概要で、対象者にITリテラシー研修が行われ

          キルギスでのデジタルスキル研修