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WELQが消えるまでの全貌

どうも小嶋(https://twitter.com/dktky18)です。

メディア界隈では今シーズン群を抜いて話題になっているWELQ事件ですが、このような事態に至るまでには、様々な背景があります。

ニュースでは、「コピペ」や「誤情報」といった点に注目され、ここが拡大しているから『WELQはヒドいメディア』だと非難されているわけですが、この状況に至るまでには何かしらの原因があると思うんです。


WELQの前身「Medエッジ」について

あまり知られていないかもしれませんんが、ヘルスケア領域のメディアは、元々WELQではなく、Medエッジというサービスでした。

URL:https://www.mededge.jpに飛ぶとWELQにリダイレクトされます。

ちょっと話は逸れますが....

DeNAにとってヘルスケア事業自体、南場さんの実体験によるものが大きいと聞いています。旦那さんの闘病生活中、膨大な数の論文を読み漁り、いろんな専門家に相談し、なんとか乗り越えた。

南場さんは元マッキンゼー、そしてハーバードでMBAを取得しているからこそ英語に親しみがあり情報を得られたわけですが、大抵の日本人は英語の論文など読めません。そして翻訳された情報も少ない。

「もう二度と同じ目に遭いたくない、他の人にも同じ思いをさせたくない」と思ったからこそ事業を立ち上げたはずです。

その情報の非対称性を解決すべく生まれたメディアが「Medエッジ」です。

Medエッジは、海外の医療や健康に関する論文を日本語コンテンツとして配信するというメディアでした。ちなみに2014年8月8日にスタートしています。WELQは2015年7月29日にドメイン取得しているので、最低でも1年くらいは継続していたのでしょう。

どう運営されていたかは知りませんが、裏付けの取れた論文を良質な日本語コンテンツとして配信する頻度はそう多くはないでしょう。1日数記事が限度なはず。

メディア事業としてビジネスを考える場合、1日数記事では成り立たないわけです。とある記事のおかげで、がんで苦しむ人の治療法が分かり、治ったとしても。

そしてその後、いわゆるキュレーションメディアと呼ばれるWELQが誕生するのです。


Medエッジのピボットで生まれたWELQ

ビジネスとしては中々厳しい状態で、ピボットして生まれたのがWELQです。
元々MERYを買っていますし、SEOのノウハウ、アフィリエイトの知識はガッツリあったと思います。そして、それと同じように作れば事業としても上手くいくだろうと。

誰しもが思うでしょう。(閉鎖したBuzzNewsの社員をまるっと採用した話は割愛します。)


MERYやiemoはファッション、恋愛、インテリアなど、答えが1つではない(=間違いという概念がない)領域だったからこそクラウドソーシングonlyで伸ばせたはずです。

しかし、WELQが取り組んでいた領域は、「ヘルスケア」。

正しい情報かどうかは分からなくても間違いを言ってはいけない領域です。WELQの記事は、薬事法的にも限りなく黒に近いグレーゾーンでしたし、「肩こりの原因は幽霊かもしれない」なんて記事もあり炎上してしまいました。

その後、コピペや誤情報など様々な問題が発覚し、全記事非公開という状態になってしまいました。

余談ですが、Buzzfeedの調査徹底力は脱帽ですね。


WELQの今後

今後は医師などの専門家による監修をした上で掲載していくとしていますが、再び立ち上がった際は、間違いなく注目されるでしょう。ドメインパワーは残っているので、またすぐ検索上位を占める可能性は大いにあると思います。

監修された良質なコンテンツなのか、Medエッジのように海外の論文を日本語コンテンツとして発信するのか分かりませんが。

いずれにせよ、元々南場さんが作りたいと思っていた世界を目指して欲しいです。

南場さんにしても、村マリさんにしてもあの人たちが持っている周りを巻き込む力は異常です!これは生で話を聞いたり、会ったことがある人は分かると思います。

ぜひメディアとして、DeNAの事業として復帰を願っています。

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