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目標達成・問題解決スキル(実現スキル編)

4.目標達成・問題解決スキル(実現スキル編)
4-1.ゴール設定(目標設定)スキル
4-2.思考スキル

次編↓↓↓

5.目標達成・問題解決スキル(管理スキル編)
5-1.目標管理
5-2.タスク管理
5-3.時間管理
まとめ


4< 目標達成・問題解決スキル(実現スキル編)

目標達成・問題解決スキルのうち「実現スキル」とは、自分で目標を設定し、ゴールに向けてどうしたらよいか考えていくための力や技術を言います。

このようなビジネススキルを身につけることで、これから目標達成や問題解決のために何をすべきか、どう進めていくべきかの道筋を自分自身や周囲に示すことができます。


4-1< ゴール設定(目標設定)スキル

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ゴール設定スキルとは、モチベーションを高く維持して、仕事に励むことができるような、適切な目標を設定する手法です。

例えば期初の目標設定を行うに際し、組織の理念や経営目標を理解し、そこに到達するまでの短期・中期・長期のゴールを定めます。そして、部署として、あるいは個人として組織の求める目標をきちんと達成できるよう、時間軸に沿ってロードマップを描いていきます。

肝心なのは、今の実力プラスアルファの目標を設定することです。容易に達成できる目標では気が抜けてしまったり成長が阻まれてしまいますし、逆に高すぎる目標では無理をしたりやる気がそげて、自分を苦しめることになるので注意が必要です。

ゴール設定スキルには、主に次のような力が重要となります。

① 今の実力を知る力
② 適切な目標を設定する力
③ 評価基準を明確にする力

具体的には、下記のようなものです。


① 今の実力を知る力

過去の実績に加え、今の自分の状況は実力を出し切っている状況なのかをよく認識する力を言います。

② 適切な目標を設定する力

自社を取り巻く環境などの現状を把握し、そこから想定されるベストシナリオとワーストシナリオを描き、どの程度を目指すかという判断をする力です。

つじつま合わせで強気に設定したり、もっとできるのに楽をしたりということなく、周囲に説明可能な理屈を持って設定することが求められます。

③ 評価基準をあらかじめ決めておく力

進捗率や達成度を周囲にも納得感のある方法で測定し、伝えるための力です。継続性や客観性があるかどうかが基準のポイントです。

こうした力を身につける方法として、以下のようなものがあります


●過去の目標と実績を対比し、成功要因や未達要因を振り返る
●自分の仕事の最終目的を常に考える習慣をつける。何がどこまでできれば満足か、プロセスも大事だけれども、結果を客観的に測定する基準を作る
●自分の能力・力量を的確に計測・把握することは次回の目標設定力向上につながると受け止める。
など


4-2< 思考スキル

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思考スキルとは合理的に物事を考える力です。物事を整理して、様々な角度から考えることで、周囲の納得を得る結論を導くことができます。

思考スキルには、例として次のようなものがあります。

① ロジカルシンキング
② クリティカルシンキング
③ ラテラルシンキング

具体的には、下記のようなものです。


① ロジカルシンキング

論理的思考のことですが、漏れなくダブりなくすべての要素を洗い出し、分類し、筋が通るように結論まで導く力です。

② クリティカルシンキング

批判的思考とも言われます。その前提が正しいのか、他に案はないのかと改めて考え直す力です。

③ ラテラルシンキング

水平思考と言い、順を追って考えを進めるのではなく、逆転の発想や、他の立場に立ち視点を変えて考える力です。

こうした力を身につける方法として、以下のようなものがあります。

●考え方の型となる、フレームワークを身につける
●問題について寝ても覚めても考えてみることで、粘り強く考え抜く経験をする
関連書籍を読む
●時間軸、立場や視点の高さを変えて考える訓練をする
など


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5.目標達成・問題解決スキル(管理スキル編)
5-1.目標管理
5-2.タスク管理
5-3.時間管理
まとめ