アフター『アンパンマン』おたくの子はどの道を通った?
スーパーの書籍コーナーで、この本が目に留まりました。
恐竜図鑑かあ。
去年、友人と家族同士で食事をしたときのことを思い出しました。彼の息子はまだ小さくて、恐竜のフィギュアを見せては何度も名前を教えてくれたんです。
「そうか、君もとうとう第2段階に進んだか」
あくまで個人的な印象ですけど、男子って小学校に入る前まで〝何にハマるか〟大体のルートが決まっているように思うんです。
第1段階は『アンパンマン』とか『おかあさんといっしょ』とか。
第2段階は恐竜とか、電車とか、車かな。
で、第3段階になると特撮ヒーロー、アニメを見るようになっていく。
僕もそうでした。教育テレビ、車、特撮ヒーローと渡っていきました。
ちなみに、僕が見ていたヒーローは『仮面ライダー(新)』『仮面ライダースーパー1』『ウルトラマン80』『電子戦隊デンジマン』『太陽戦隊サンバルカン』『宇宙刑事ギャバン』といったところ。
ギャバンのOP曲、かっこよかったなあ。
若さ 若さってなんだ ふりむかないことさ
愛ってなんだ ためらわないことさ
幼稚園児にはわからない人生の真実。大人になって聞くと、サビの歌詞が熱くて火傷しそう。
さて、うちの息子は『アンパンマン』から電車に行って、特撮ヒーローの流れでした。
しかし!
仮面ライダーには興味なし。
ウルトラマンにも興味なし。
ナントカ戦隊にも興味なし。
宇宙刑事はだいぶ前から放送なし。
だったら、なんの特撮ヒーローなの?って話になりますよね。おそらく、全国的にはほとんど知られていないと思います。だって、テレビ東京系列6局ほか13局と、限られた地域でしか放送されませんでしたから。
そんなマイナー・ヒーローの名は……。
『トミカヒーロー・レスキューフォース』
世界消防庁から選ばれた特殊部隊が、地球滅亡を企む悪者から人々を守るという設定。見かけはナントカ戦隊に近いですが、このレスキューフォースはトミカヒーローなんです。
そう、ミニカーやプラレールでおなじみのトミカ。
なので、作中にたくさん巨大メカが登場します。合体もします。男子はこういうのに弱いですから「買って!」となります。
1個、また1個と、巨大メカのおもちゃは増えていきました。まさにトミカの思惑通りです。最終的には、変なスイッチが入った妻が「どうせなら全て揃えたい」と本気になりました。
しかし、マイナーだからか、なかなか売っていなかったんですよ。
最終的にはネットオークションなどを駆使したようです。現在、息子のおもちゃはほとんど処分しましたが、このマシンたちは車庫で保管されています。10年ぶりくらいに出してみようかな。
さあ、おたくの子はどの道を通りましたか?
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