今から書こうとしているあなたへ。個性が出る文章の第一歩。
noteで文章を書くようになって、あるジャンルの本を買うようになりました。それは……、
〝文章〟に関する本。
SNSに適した文章とはなにか。
僕の仕事であるテレビとの違いはなにか。
文学、広告の表現にヒントはないか。
おかげさまで、今まで感覚的だったことが言語化できるようになり、noteにも仕事にも生かすことができています。
今回はそんな僕からのメッセージ。
もしも、あなたが今から文章を書きたいと思っているなら、そして個性を出したいと考えているなら……、
「あ〇〇〇るのを、やめましょう」
WBCの大谷選手とは違って「あこがれるのを」ではありません。
「あてはめるのを、やめましょう」
あえて極端なことを書きますが、巷で紹介されているフォーマット、テンプレートの類を一旦全て忘れてください。
例えば、タイトル。
「〇〇できる~つの法則」
「✕✕したら大変なことに」
「あなたの△△、間違いです」
とか、よく見かけませんか?
確かに読者の興味を引く効果はあるのですが、個性的とは言えません。なぜなら、個性とは人と似ていないこと、ありふれていないことだと思うからです。
構成も同様です。
〝PREP法〟
〝SDS法〟
〝起承転結〟
いろいろありますけど、これらも一旦忘れてもらって大丈夫。実のところ、僕は普段からあまり意識していません。
僕が意識するのは、①冒頭で如何に興味を引くか、②次のブロックを見てもらうためにどう振るか、③最後に納得感があるか、それだけ。
結果的に挙げていたような形になることはあっても、最初からあてはめることはしないです。
言い回しもそう。
とにかく「どこかで見たことがあるな」と思ったら、黄信号。オマージュの意図がないのなら、じっくり立ち止まって自分なりの表現を探っていきましょう。個性は自然とにじみ出るようになっていきます。
どうか、フォーマットにあてはめないで。
僕からのメッセージ、実はもうひとつあります。
「あきらめるのを、やめましょう」
書きたいことはあったのに、
あるいは書きはじめたのに……、
ボツにしてしまったこと、ありませんか?
その文章が誤解を受けるもの、誰かを傷つけるものであるなら、その決断は正解です。しかし、そうでないなら書き切ってみましょう。そして、読んでもらいましょう。
あなたが躊躇するのは、その文章で自分のなにかをさらけ出しているからではないでしょうか。それって、個性とは呼べませんか。
別に上手く書けなくても構いません。
子どもの作文って誤字脱字があっても、文法が少しくらいおかしくても、感動できるじゃないですか。それは自分の感じたこと、気付いたことを一生懸命、真っ直ぐに伝えようとしているからだと思います。
昔、取材した絵手紙の先生も言っていました。
「下手でいい。下手がいい。それが味になる」
味もまた、個性。自分の中では今ひとつと思っていたネタも、書いてみると意外と反響が大きかったりするものです。
どうか、書くことをあきらめないで。
最後に……。
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