オリックスに期待したい〝少年マンガ的〟な結末
きょうは、日本シリーズの第6戦です。
2勝3敗と王手をかけられているオリックス。過去に1勝3敗から逆転優勝を遂げた例は4回しかなく、確率にすると24%だそうです。試合を見ていても、勢いはヤクルトの方にある感じ。
しかし、そんな不利な状況にあっても、なんとかなるのではないか……。
そう思うのは、今年のオリックスが実に少年マンガ的だからです。
逆境に立たされて、乗り越えて、強くなる。これってストーリーの王道だと思うんですよ。
ポイントは、逆境の乗り越え方。
少年マンガだと、戦いから脱落した仲間のために奮起したり、そこしかないというタイミングで仲間が駆けつけてくれたり、戦いの最中に覚醒したり、一か八かの作戦が成功したり……。
なんらかの〝ブースト〟がかかるんですよね。
オリックスは8月以降、何度も逆境に立たされてきました。怪我人が続出して、頼みの吉田正尚選手が2度も離脱して、首位から陥落して、自力優勝もなくなって……。
でも、その度にブーストがかかって乗り越えてきたんです。
最初は西浦選手でした。
西浦選手とは、類まれな身体能力を活かしたプレーが持ち味の外野手。股関節の骨が壊死する難病から復帰しようとリハビリに励んでいましたが、プロ生活たった4年、22歳で引退となってしまいました。
そんな西浦選手のために……、と選手たちの心が燃えたのです。
僕はこの動画を見ると、泣けてきます。
次のブーストは、正尚選手の復帰でした。
肉離れから復帰した9月末、骨折から復帰したCSファイナル、どちらも医師も驚くほどの回復ぶり。まさか間に合ってくれるとは!
打線に名前が連なっているだけで、攻撃力が上がる感じ。チーム全体が「行けるぞ!」という雰囲気になりました。
さらに、正尚選手が不在の間、代わりに3番を打った紅林選手の成長も大きかったです。
そのほか、山本由伸投手の無双だったり、中嶋監督のマジックだったり、本当に少年マンガを読んでいるようなブーストぶり。
おかげで逆境に立たされても、最後にカタルシスを得るための演出なのではないかと思えるのです。
日本シリーズもきっと……。
僕が期待しているブーストは、舞台が神戸であること。
25年前、日本一に輝き、がんばろう神戸を完結させた場所。コロナ禍の影響で日程が1週間ズレなかったら、ここでの開催は実現しませんでした。
運命が、オリックスと言っている気がする😆
まずはきょう、由伸投手でタイに!
そしてあす、地元・神戸で歓喜を!
少年マンガ的には最後まで劇的な展開になると思います。
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