ここまで来たか、現代の〝お墓〟!
もしも『北斗の拳』のケンシロウにエンディングノートを渡したら、お墓の項目にはこう書くんだろうなあ。
「おれの墓標に名はいらぬ!!」
「死すならば戦いの荒野で!!」
……ハイ、久しぶりに終活の記事を書こうと思います笑
テーマは、お墓。
近年、時代の変化とともに、お墓に対する考え方も変わってきているので、その辺りをお伝えしていきましょう。
はじめに、うちのことを書かせてください。
現在、関家のお墓は東京にあります。もともとは北海道でしたが、母の希望もあり、承継者である僕の住む土地へ「改葬」したんです。子供たちが通っていた幼稚園がお寺だったので、そこにお願いしました。
妻が亡くなったのは、その数年後です。もしも、お墓を移していなかったら、お墓参りもままならない事態になっていたところでした。
このように、核家族化と少子高齢化が進んだ現代では……、
「お墓のある土地にいくのが難しい」
「先祖代々のお墓を継ぐ人がいない」
「子供に負担をかけたくない」
といった事情から、改葬が増えてきているそうです。
一方、まだお墓がない方もいますよね。最近は納骨堂、樹木葬、散骨、手元供養など、選択肢がたくさんあるみたいです。
その中で、僕が「ここまで来たか!」と思うお墓ビジネスをいくつかご紹介します。
🌟お墓のサブスク
サブスクとは、いわゆる定額料金サービスのこと。映像、音楽、車など、様々なサブスクがありますが、とうとうお墓まで!
墓地にお墓を新たに建てるのって、結構お金がかかるんです。大体100~200万円くらいでしょうか。でも、このレンタル墓は初期費用30万円+月額3000円程度で済むそうです。
低価格でお墓が持てて、かつ清掃や供養も請け負ってくれるので、管理に手間もかかりません。
費用を抑えたい方、なかなかお墓参りができない方にオススメです。
🌟宇宙葬
その名の通り、宇宙に「散骨」します。
散骨って普通は海とか、山とか、思い出の場所とかで行うものだと思うんですが、とうとう宇宙ですよ!
費用はプランによりけりですが、お墓を購入するより安そう。意外ですね。
🌟ダイヤモンド葬
遺骨(遺髪)に含まれる炭素から人工ダイヤモンドを合成します。いわゆる「手元供養」の一種。
分骨したい方、故人を身近に感じていたい方、お墓なんていらないという方にオススメです。費用は何カラットのダイヤにするかでだいぶ変わってきます。
スイスのアルゴダンザ社が有名みたいですね。
🌟お墓参り代行
ここ数年、コロナ禍でお墓参りがしたくてもできない方が多いと思います。そんな世の中だからこそ始まったサービスがこちら。
代わりにお墓参りをしてくれるんです!
その様子はオンライン、あるいはVRで見ることができるんだそうです。これこそ、まさに時代の変化によって生まれたお墓ビジネスですね。
さあ、あなたはこの世を去ったあと、どんな場所で眠りたいですか?
まさか、聖帝十字陵(わかる人に伝われ!)なんてことは……笑
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