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アニメ『3月のライオン』との出会いが〝運命的〟すぎた。

運命を感じてしまいました。

きっかけはおととい。仕事で思いがけないアクシデントがあり、土日の予定がスコーンとなくなったんです。僕は動画でも観て過ごすことにしました。

そんな中、ふと目に留まったアニメ。

『3月のライオン』

話題作だということは知っていましたが、これまで不思議とスルーしていました。観てみると、確かにおもしろい。そして、僕にとって運命的でした。

作中に、山形県天童市という土地が出てくるんです。

将棋の街として知られ、駒の生産量は日本一。9割超が天童産です。春には「人間将棋」というイベントが行われ、県外からもたくさんの人が集まります。

人間将棋とは、文字通り人間を駒に見立てて将棋をするというもの。駒たちは鎧兜をまとっていて、それをプロ棋士が動かすんです。

その天童市……、

実は僕にとって〝地元のひとつ〟だったりします。

住んでいたのは今から40年ほど前、5~7歳のころ。まだ幼かったですけど、強烈に覚えています。

僕が初めて漫画を買った、駅前のヤマザワ。
自転車の練習をした、中央公園。
その横には倉津川が流れ、橋には将棋駒のモニュメント。
店先に大きな水車がある蕎麦屋さん。
温泉街に並ぶホテルに旅館。
車で20~30分の距離には、松尾芭蕉でおなじみ山寺も。

そして。

なにより思い出に残っているのは、舞鶴山。

天童は街中にどんと山がそびえているんです。標高242m。

桜の名所でもあり、街を一望できる場所でもあり、人間将棋の会場でもある。ふもとの愛宕沼はゴルフの打ちっ放し練習場になっていて、水面に無数のボールが浮いていました(昔は)。

僕たち子供にとっては、遊び場。

『ドラえもん』に出てくる「裏山」みたいなもんですかね。鬼ごっこをしたり、木の実を拾ったり、探検をしたり。あまりに帰りが遅くなって、父兄総出で捜索されたこともあります笑

そんな当時の記憶が、動画を観てぶわーっと甦ってきました。で、なつかしくなって、何気に人間将棋について検索してみたんですよ。

そしたら……、

なんと、この土日が3年ぶりの開催日だっていうんですよ!
えー、なにこのタイミング?
 

僕は将棋を指せないし、将棋のニュースもノーマーク。なので、レコメンドも届きませんでした。それが、たまたま『3月のライオン』に目が留まって、たまたま人間将棋について検索したら、ジャストナウって……。

運命としか思えないでしょう?

今年の人間将棋は藤井総太五冠が対局し、勝利したそうですよー。はー!

それにしても『3月のライオン』はおもしろいですね。キャラクター一人一人をしっかり掘り下げていて、心理描写がおみごと。

ちなみに僕は島田八段推しです。天童出身ってことで親近感があるのと、生き方と人柄ですね。地道に努力して強いんだけど、報われない。なんか応援したくなるんですよ。

続きが気になるから、漫画も読んでみようかな。

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