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もしジャニーズ事務所に履歴書を送るなら何を書くか本気で考えてみた

ジャニーズを推すようになってから、事あるごとに「生まれ変わったら男に生まれてジャニーズに入るんだ・・・!」と思うようになった。パフォーマンスを見て「かっこいい」「美しい」と思うに飽き足らず、「あの方たちのようになりたい」と憧れの念を抱くようになったのだ。
たとえ女性であっても、ジャニーズタレントの方々を見て同じような感情を持つ方は数多くいらっしゃるだろう。

現世の自分は女性で、年齢も20代後半に差し掛かろうとしており、恐らく仮に性転換したとしても、ジャニーズJr.として入所できる可能性は低いはずだ(※現時点ではジャニーズJr.への応募に年齢制限は無く、あくまで自分のポテンシャルの話である)。だからこの夢は、来世以降に男性として生を受けた時の自分に託したい。

ジャニーズ事務所に入所する手段として、「ジャニーさん」ことジャニー喜多川さんがご存命の時はスカウトを受けることもあったようだが、ほとんどの場合は履歴書による応募である。そこで、仮に来世以降に男として生まれた自分が、現世の自分と同じスペックを持っている場合、どのように履歴書を書くかを本気で考えてみた。

(※注)この記事に記載しているジャニーズJr.への応募に関する情報は、全て2020年7月現在のものである。

基本設定

仮に来世以降に男に生まれてジャニーズJr.希望の応募をするとして、その際の年齢は・・・14歳、中学2年生とする。
KinKi Kidsさんを見て稲妻に打たれたかのような衝撃を覚え、KinKi Kidsさん強火担になる。しかし、その時にはKinKi Kidsさんは既にベテランの域に達しておられ、遥か遠い雲の上の存在と感じる。その後、デビュー前後のSnow ManさんのYouTubeチャンネルを見て、ラウールさんのように年齢の近いメンバーの方も在籍されていることから、おこがましくも親近感を感じつつ「この方達みたいになりたい!」と強い意志を抱くようになり、ジャニーズJr.への応募を決意する。

履歴書に書くこと

ジャニーズJr.への応募は、市販の履歴書でOK。つまり記述する内容として、基本的な個人情報、特技、志望動機が挙げられる。
ジャニーズファミリークラブの「よくあるご質問」ページに、履歴書について以下のように書かれている。

特に音楽や体操が得意な方は、特技の欄に詳しくお書きください。

やはりここはジャニーズ。音楽的センスはもちろん、身体能力の高さも評価ポイントとして注目されるようだ。

「特技」を書いてみる

音楽・・・・・・。


特に幼少期にピアノを習った、などの経験が全く無く、小学生の頃に市や都道府県の音楽会で鍵盤ハーモニカを担当していた位でしか楽器は触れていない。

いや待て、現世の私はその後大人になって、中国の弦楽器・二胡を数カ月習ったぞ。

ただでさえ特筆できるスキルが無いわけだし、ここはご容赦頂いて「現世の私の中学2年生時点でのスキル」ではなく、「現世の私の現段階でのスキル」で書かせていただこう。

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あとは実家が田舎で、隣の家まで100mあって近所迷惑になりにくい環境だったから、家族が帰ってくるまで寂しさを紛らわす為によく歌ってたことも、エモさ演出ということで書いとくか・・・。



さて、次は体操だ。



体操・・・・・・・・・・?



昔から身体が硬かったことは鮮明に覚えているが、「体操」と言えるもので思い出せる経験は、準備体操・ラジオ体操・組体操など基本中の基本に留まる。形を気にせずになら側転はできるが、逆立ち・バク転・ロンダートのようなことは全くできない。また、ジャニーズゆえにここはダンス経験も評価対象になるだろうが、ダンス経験はほぼ無いに等しい。
他に、何か身体を動かした経験はあっただろうか。


いや待て、私は一輪車を競技、そして演技として6年間やっていたじゃないか。「一輪車」といえば休み時間に遊具などにつかまって身体を支えつつ、竹馬と同じくらいの感覚で楽しむのが一般的だ。一輪車に乗って800メートルを全力疾走したり、テーマ曲を設定して構成を立てて人間で大風車を描いたなどのエピソードは、インパクト大なのではないだろうか。また、演技に関しては観客の方々に楽しんで頂くことを目的としているので、その経歴は芸能の分野でも生かすことができるのではなかろうか。

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音楽と体操(体操・・・?)については、こんな感じか。
さあ、まとめるとどうなるか。

■ 特技
音楽に関しては、中国の楽器である二胡を現地の先生から学んだ経験があり、演奏することができます。また、自宅から隣の家まで100m離れており、近所迷惑になりにくく、且つ寂しさを紛らわす為に、家の中でいつも歌って過ごしているので、歌うことが好きです。運動面については、一輪車競技・演技を6年間取り組んでおり、毎年大会に出場したり、団体で一輪車演技を学校内外で披露させて頂いてました。

妥当の文字数なので、特技はこれでいこう。

「志望動機」を書いてみる

前述の「基本設定」の内容をベースにする。そして志望動機に加えて、「特技」欄で文字数の問題で書き出せなかった自分の経験やいま取り組んでいること、入所してどのような存在になりたいかも書き出してみよう。

ジャニーズJr.を目指しているからには、ジャニーズを意識した話題があった方が良いかもしれない。KinKi Kidsさんの歌を日頃からよく歌っているので書いておこう。

さっきはダンスのことを書き出せていなかったけど、そういえば体育祭のダンスの振付を考えたことがあったな・・・。ダンス経験者で応募する人が大勢いるはずだから、この経験が評価されるか分からないけど、これもいれておこう!

ジャニーズといえば演技の経験も生きてくるだろう。学芸会で主演を演じたことも、少なからず足しにはなるのでは。

最近のジャニーズ事務所は特に中国語教育に力を入れている。大学での中国留学経験も盛り込んでおくと良いはずだ(今に始まったわけではない時系列ガン無視事案)。


※おこがましい表現・誇張した表現もあるかもしれないが、最大限自分について知って頂きたい身であることを念頭にお読みいただきたい。

■ 志望動機
Snow Manさんのパフォーマンスを見た時に、特に同世代であるラウールさんが活躍していらっしゃることで憧れが強まり、「私もアイドルの活動を通して世界中の人々を幸せにしたい」と思い、応募しました。以前からKinKi Kidsさんが大好きで、お二人の歌の練習を日常的に行っています。ダンスの経験はあまりありませんが、学校の体育祭で披露するダンスの振付を担当したことがあります。学芸会のクラス発表の演劇で主演を演じるなど、多くの方の前で自己表現をすることも好きです。また、中国に留学したり検定を取得するなど、中国語の勉強に日夜励んでいます。私がジャニーズ事務所に入所したら、歌・ダンス・バラエティスキルに加えて、現在学習している中国語を更に伸ばし、ジャニーズ事務所の中でも先陣切って中華圏の方々にも自分達の魅力を届けられる一番の窓口のような存在になります。

よし、こんな感じか。
いやしかし中国語は恐らく全員が勉強してるから、窓口も何も無いのだろうか・・・。1番になったらそれはすごく強い戦力になるはずだが。難しい、個性を出して自分を売り出していくのって難しい、ジャニーズ事務所に応募して、そして入所してる方々ってやっぱり凄いな・・・・・・・・!!!!!


後記

こんな感じで自分の履歴書(仮)は完成した。勿論、履歴書に加えて実際は全身・上半身・顔写真の提出も求められるので、履歴書だけが判断材料ではない。むしろ、これは勝手な予想だが、芸能事務所ゆえに恐らくまずは写真をチェックして履歴書に目を通していただく形になると思うので、書類審査にまで到達しないかもしれない。とはいえ、文面でどのように自分について訴えるかは重要なことだろう。

近年はジャニーズJr.のレベルも益々上がってきていると感じられる。ラウールさんのように、海外のダンスコンテストで2年連続準優勝した経験があるなど、入所以前から既に実績を積んでいる方も在籍されており、選考の時点でそのような人たちと競り合うことになるのだ。

スカウトを受けていたり、家族や友人が履歴書を送ってオーディションに呼ばれたという方々のポテンシャルも勿論凄いのだが、自分からジャニーズに入ろう!と考えた方は、まずジャニーズに入る為には「応募」をしなくてはいけないと発想すること自体が凄い。そして応募先を調べ、履歴書を書いて送り、オーディションに呼ばれ、時には家族に反対されるもなんとか説得して・・・と、一連の行動全てが尊敬に値する。だって、中学2年生だった時の私は、将来の夢をぼんやりと掲げるも、「大人になってから動けばいいや」と思い具体的な行動を起こせていなかったから。その夢が本当に望む姿なのか、絞ってしまっていいのかも分からなかったし、腹をくくれなかったということも理由かもしれない。

だからジャニーズJr.に応募した方々は、その行動力が凄いということに加え、10代のうちから「これだ」と思えるものに出会えていることがうらやましくも思う。

今回は単純に「自分がもし男に生まれてジャニーズ事務所に履歴書を送るなら」をテーマにして記事を書いていたが、履歴書の内容を考えていくことを通して、図らずもジャニーズ事務所に所属されている方々の行動力、自分の魅力を伝えられる力、幼いうちに一生の職にもなりうるものと運命の出会いを果たしていることへのうらやましさを感じ得たのだった。


本日の総評!
ジャニーズは すごい!

(Travis Japanさんの受け売りをかましました)

※今回は「自分が男だったら」と仮定して記事を書いており、実際には応募しておらず、また応募する予定もありません。そしてこちらの記事は、応募方法及び履歴書の書き方紹介など実用的な目的を掲げているわけではないので、参考にはなさらないようお願いいたします。


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