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【映画噺】SONGBIRD「ソングバード」

※公開前日にて、全体公開としました。

早起き習慣でできた時間で、試写も再び見るようになりました。
マイケル・ベイ製作ということで気になっていた作品です。
試写や映画を見る前はどうしても口コミを読みますが、
この映画に関してはあまり口コミはあてにしないほうがいいかも知れません。


私もちょっと心配しながら見始めたくらい、厳しめの口コミが多かった作品ですが、なにより俳優たちの絵力の強さったら!
ツッコミどころすら忘れるくらいの圧倒的な存在感でした。

■あらすじ

※映画作品のあらすじです!
新型コロナウイルス COVID-19 は序章に過ぎなかったー。2024年、致死率は56%、全世界の死者数は1億1千万人を超えた。強力で致死率の高い恐ろしいウイルスへと変異を繰り返し、4年間ロックダウンが続いている荒廃した世界。人々は徹底強化されたソーシャル・ディスタンスの厳守を余儀なくされる。厳格な管理社会と化した世界は、もはやディストピア。感染者は「Qゾーン」と呼ばれる隔離キャンプに強制収容され、決してそこから逃れることができない。自由に動き回ることを許されるのは、ごくわずかなウイルスの免疫を持つ者のみ。愛する人と直接会えないもどかしさ。玄関のドア越し、あるいはリモートでしか会えない男女の恋愛を軸に、自由が失われた世界で生きることの意義を問う。2020年7月、未曾有のパンデミック真っ最中に、ロックダウン下のLAで撮影を敢行。この時期にしか撮ることが出来ないスケール感溢れる作品を作り上げた。閉塞した終わりが見えない世の中で、我々が「生きる」ための希望の光を探すエンタテインメント大作。

終わりが見えない闇夜のなかで、希望の歌を歌う
ウイルスに免疫がある運び屋ニコは、ロックダウン下で恋におち、ドアやスマートフォン越しに愛を通わせる恋人サラと、いつか顔を合わせて触れ合うことを夢見ていた。しかし、ウイルスの脅威がさらに増し続けるうち、サラの感染が疑われはじめ、彼女は「Qゾーン」と呼ばれる施設に徹底隔離されそうになる。組織の陰謀が渦巻く中で、ニコはサラを救う唯一の方法を求めて、荒廃したロサンゼルスの街を必死に駆け抜けるのだが――。

プレスより。

■感想

作品選びにおいて、口コミや感想も必ずチェックします。試写だと先に公開される海外の口コミに頼ることになるんですが、SONGBIRDは正直あんまり評価が良くなかった、9割がたが厳しめ。ゆえに少々心配しながら鑑賞スタート。

おそらく評価が多かった一因として、”流行り病を思わせる、絶望的な未来”という舞台設定なのと、公開の時期的なものが大きく関係したんだろうと思いました。「そうは考えたくない」という意識や拒否反応がより濃く現地ではあったんじゃないかと。

ツッコミどころは確かに多いんですが、それを演技や存在感という絵力でカバーして、作品としてちゃんとと成り立ってるやん!と思いました。いわゆる勧善懲悪だし、主役のKJアパやソフィア・カーソンも非現実にリアリティを持たせるくらいの美男美女、すごい存在感でした。パンデミック下だったため、現場入りして週末をはさんですぐに週明けには撮影というスピード感があり、恋人同士という雰囲気をよりリアルにするためにキャスト同士でのストーリーや設定の確認作業にも注力したそう。
デミ・ムーアが久しぶりに見られたのも良かった。
こんな現実は映画の中だけにしてほしい、という制作する側の願いのようなものも感じられました。

ロックダウン中のLAで、1ヶ月半という限られた時間、パンデミック下ではかなり絞られた人数・スタッフで撮影された、唯一のハリウッド映画としても注目を集めています。是非どうぞ。

■予告編もどうぞ。


ソングバード 2022年10月7日公開
© 2020 INVISIBLE LARK HOLDCO, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
提供:WOWOW   配給: ポニーキャニオン
KJ・アパ ソフィア・カーソン クレイグ・ロビンソン ブラッドリー・ウィットフォード ピーター・ストーメア アレクサンドラ・ダダリオ ポール・ウォルター・ハウザー デミ・ムーア
製作:マイケル・ベイ 監督・脚本:アダム・メイソン 共同脚本:サイモン・ボーイス
2020年/アメリカ/英語・スペイン語/5.1ch/シネスコ/84分/原題:SONGBIRD/日本語字幕:岡田壯平



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