10年

東北の地震から今日で10年が経った。あっという間すぎて実感が湧かない。

テレビを見るとやはり"あの時"の悲惨な映像が流れていて、

当時のことを思い出さざるを得なかった。



小学6年の卒業式の練習中だったと思う。

14時半を過ぎた頃、職員室から体育館へバタバタと先生が入ってきては

「東北で大きな地震が起きた」「津波が来るかもしれない」と。

みんな騒然として、練習どころじゃなくなっていたのを思い出す。



その日の放課後は、祖母の家に行った。

夕方の16時から17時ごろ、晩御飯ができるまでの時間は

ポケモンとかコナンとかのアニメを見るのが楽しみだったが、

どのチャンネルも地震の情報ばかりが流れていて、

CMはほぼ全てAC JAPANのアレ。

ポポポポーンは1日もかからずに覚えてしまった。



東北に親戚も友人もいなかった小学6年の自分にとっては

対岸の火事ではあったけれど、やはり自然災害は怖いなと震えていた。

いつ来るかわからない「非日常」のために、日頃から備えておかないと。


「災害は忘れた頃にやってくる」

本当にその通りだと思う。



人間関係もそうかもしれない。「あたりまえ」だったものが突然壊れたり、

目の前からいなくなったり。予想できない速度で

あっという間に失ってしまうこともあるかもしれない。


だからこそ、普段から身の回りの人と過ごす時間を大切にしていこう。


失ってからじゃ、何もかも遅いのだから。

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