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新潟にクラブを作ろうと思う。

いつかの夢を「いつか」で終わらせないために。
安心して音楽に酔いしれることが出来る、隠れた遊び場。
そんな場所を作るために、新しい挑戦をはじめます。



はじめまして、DJ SHINDYと申します。
突然ですが、僕は今年、新潟に健康的なクラブを作ろうと思っています。
東京で活動して約5年。活動休止期間も入れるともう10年以上、音楽と向き合ってきました。そんな僕の今年の挑戦は、新潟という土地で、安心して遊べる健康的な音楽バー/クラブを作ることです。全く未知の領域への挑戦です。

イベント活動をしていた時。
新聞に取り上げられたり、トレンド1位を取ったり、頑張ってやっていました。


地方移住と多拠点生活

実はこれまで、東京でバーを経営したり音楽イベントを主催したりと色々やってきたのですが、それも4年前で一旦畳み、昨年からこっそりと地方移住していました。現在は、東京と長野と新潟をそれぞれ往復する日々で、慌ただしく、楽しくやっております。

メインの自宅は長野にあり、よく野良猫が遊びに来ます。
奥に植えられているのは長ネギ。

東京でバリバリと活動をしながら、長野と新潟でのんびり過ごす。都市と地方の良さを両方とも感じながら、平和に暮らしています。昨年から長野に移住しましたが、今年なんとご縁があり、新潟にも家を買うことになりました。場所は新潟県の柏崎市。長野の自宅からも通える距離で、海沿いの街のビルを一棟購入しました。


柏崎市のHPより。長野の自宅は北信地方にあるので近い距離。

せっかく頂いたご縁。いつまでも休んでいられないので、今年は新潟で新しいチャンレジをしようと思ったわけです。だから、柏崎市に音楽バー/クラブを作ろうと思います。

完全に繋がりのない場所でのスタート。不安がないわけありません。柏崎には知り合いもいなければ、土地勘も全くありません。たったひとりで新天地に飛び込む形になってしまいました。

ただ、10年前に初めて東京に来てイベントをはじめた時も、たったひとり、0からのスタートでした。そこから10年が経ち、気も緩んできた自分にとって、これは良い機会なのかもしれません。東京での経験をもとに、納得できる空間を作りたい、そう決心した次第でした。

なぜクラブを買うことになったのか

2024年4月、僕は柏崎のとあるビルの中にいました。
ショーパブのような内装。打ち捨てられた平成の熱気を感じるような静かな箱の内見に来ていました。

クラブスペースの内装。右側にフロアがある。

広い店内に、無造作に捨てられているミラーボール。
少し手を入れればそのまま使えそうな店内ですが、もう何年も使われていないとのことでした。奥に入れば錆び付いたキッチンや壁の剥がれた楽屋もあり、確かに、これを修繕するのは時間もお金もかかりそうです。

別角度からの写真。謎の木造土台が残されている。

この古い内装を眺めながら、東京のことを思い出していました。
情熱を持って音楽に取り組んで、多くの挫折を味わった日々。「いつか自分の箱を持ちたい」と思いながら、いつの間にか諦めてしまっていた自分。「イベントでは稼げない」「音楽は趣味で良い」と自分に言い訳をして、情熱を忘れてしまっていた自分。

「…買います。」

5年前の自分のことを思い出しながら、自分はこの箱を買うことにしました。修繕にいくらかかるかなんてわかりません。ただ、いつまでも休んでいられない。自分のやりたかったことに目を背け続けるわけにはいかない

僕はこの古い箱を愛そう。そしてここに、自分の知見を持って、健康的な音楽文化を作ろう、と決心しました。

どんな箱にするのか

次の話の前に、自分がこれまでどんなイベントをやってきたのかを少し聞いてください。

自分はこれまで「初心者向けのクラブイベント」を掲げてイベントを開催してきました。ナイトクラブでDJを続けていく中で、どうもナイトクラブの敷居が高いように感じて、ナイトクラブへの架け橋になれるような、とっつきやすいクラブイベントを意識して企画していました。

「初心者ディスコ」という、その名の通り初心者向けのイベントや、「誰も喋ってはいけない」という企画型のイベントである「沈黙ダンス」など、普段クラブイベントに行かない人でも来やすいようなイベントを企画して、その結果、良い意味であまりクラブっぽくないイベントになっていたと思います。

最も話題になった沈黙ダンス。トレンド1位になり、新聞取材も来た。

イベントの開催は深夜ではなくデイタイム(日中)に開催。未成年でも参加できるように10:00までの開催にして、音楽以外にも色々なイベントを導入しました。夏はクラブの中に屋台を出したり、クラブではなく公園でイベントを開催したり、色々な取り組みを行っていました。

料理人を呼んで、本格的にフードを出したりもしました。

一貫して意識していたのは、お客さんが参加しやすように、敷居の低いイベントにすること。クラブに慣れたお客さんではなく、ただ音楽が好き、踊るのが好きな人に安心して遊んでもらえるような空間づくりを意識してイベントを行っていました。

イベントを始めてから10年経った今でも、その思いは変わっていません。これから作っていく新潟のお店についても、ラグジュアリーなナイトクラブを作るのではなく、敷居の低い、気軽に安心して遊べる遊び場になるようなお店にしたいと思っています。

コンセプトはこれから詰めていきますが、例えばこんな企画を考えています。
・アルコールを出さず、ソフトドリンク飲み放題で安心して健康に遊べる
・音楽だけに集中できる私語厳禁フロアを作る
・DJを体験できるDJ教室
・音楽で繋がるイベントなどの企画を開催
・音量が控えめな時間を作る
・DJがかけている音楽をお客さんに公開して、新しい音楽を知れる
もちろん未成年も入場OK。柏崎に新しい遊び場が出来るようなイメージを持ってもらえたら嬉しいです。

過去のイベントではライブペインティングを導入したり、音楽以外も楽しめるように。


今後のスケジュールとお願い

ここまでが、今考えている構想です。
実際に箱が使えるようになるのは6月からなので、そこから内装などの修繕を入れて、オープンに向けて準備していきます。DIYするので時間がかかるかもしれませんが、夏までにはオープンできるように準備したいなと。続報はまたこのnoteか、自分のsnsで告知します。

そこで、皆さんにお願いがあります。
柏崎近くに住んでいる方やDJの方、一緒にこの箱を作っていくお手伝いをしてもらえませんか?箱の修繕やデザイン設計などを行いつつ、オープン後に行っていくイベントや企画を考えていくのですが、自分一人では絶対に回らないので、お手伝いしてもらえる方を募集しています。お手伝いしてもらった方はスペシャル会員として、無料で遊べたり何か特典を準備する予定です。また、東京在住のDJには、リモート出演が出来る環境も整える予定です。どんな形であれ、このプロジェクトを一緒に盛り上げてくれる仲間を募集しています。

今回、クラウドファンディングなどは実施せず、完全に自己資金でクラブのオープンを目指していきます。自由度は高いですが、なにぶん人手が足りていません。実際に箱まで来れなくてもSNSで応援メッセージをいただけるだけでも励みになります。

Xのアカウントも改めて作りました。応援してもらえると励みになります。

10年間の経験も失敗もすべて飲み込んで、最高な空間を作れるように全力を注いでいきます。6月から実際に柏崎に入って、DIYと企画を始めていく予定です。続報はnoteかSNSでご報告します。

沈黙ダンスの打ち上げ。この企画もまた準備したい。

これからどうぞ、新生DJ SHINDYをよろしくお願いいたします。

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