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社会人1年生でも分かるサブスクリプション(動向編)

サブスクリプションとは何か、ベストセラーとなった書籍「サブスクリプション」の中の人が社会人1年生でも分かるように解説をしていきます!
今回はサブスクリプションの動向についてです!

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この記事をなぜ書くか

私は冒頭の書籍、サブスクリプションの著者であるTien TzuoがCEOを務めるZuoraという会社で働いています。
(Zuoraは世界で唯一、サブスクリプションへの変革と収益向上を支援するクラウドシステムを提供している会社で、世界で1000社以上の実績があります。)
Zuoraで日々仕事をする中で得た気づきや学びを共有し、日本全体のサブスクIQを向上させられたら良いな。と思ってこの記事を書いています。

日本国内にも素晴らしいサブスクリプションサービスが沢山あります。そんなサービスを生み出した創業者の方、エンジニアの方、従業員の方、サービスのユーザーの方、皆様に敬意を払いつつ、更に発展するための礎になったら良いな。と思ってます。

なぜサブスクへのビジネスモデルの変革が起きているのか?

自動車、音楽、家具、服、映画、ひげ剃り、ラーメン・・・世の中では日々様々なモノがサブスク化されていきます。これはなぜでしょうか。
大きく2つの視点があります。

①顧客視点
→ニーズが所有から利用にシフトしている。
②企業視点
→モノが売れない時代を迎え、新たな成長のために変革が必要になる。

いまさら言われなくてもわかってるよ!とツッコミを受けてしまいそうですが、ここが本当に重要なポイントです。
お伝えしたい本質は、
産業革命以降、100年以上続いてきたモノを売るというビジネスモデルから、サブスクリプションへの大転換期を迎えている。ということです。
しかも、それはほんの数年以内の出来事です。

変革に対応できないとどうなるか?

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少しショッキングなお話があります。
世界中の企業のトップ500社をランキングしたFortune 500というものがあります。
そのFortune 500の2000年版に載っていた名だたる大企業の52%が、2018年には統合や買収などによって、既に消えてしまっています。

今世界中で起きている変革に対応できないと、このようなことになってしまう。という事実があります。

しかも、この変革は一定の業種業界で起きていることではなく、流通業、製造業、メディア、ITなど、すべての業界で起こっています。

日本国内のサブスクリプションの動向

日本国内では2015年がサブスク元年と言われております。
それはあるサービスが日本に上陸した年だからです。
今この記事を読んでいる方の中でも使われている方は多いのではないでしょうか。何かわかりますか?

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答えは、Apple Musicです。
ここでサブスクリプションの特徴をお伝えすると、「広がりが非常にはやい!」ということです。

上陸からたった4年弱ですが、日本国内で2000万人以上が音楽のサブスクリプションサービスを利用してます。

これによって、「レンタルショップに行ってCDを借りる」という人は今ではかなり少なくなりましたよね。

つまりサブスクリプションの登場によって、たった4年弱という驚異のスピードで消費者の購買行動を一気に変えました。

今日のまとめ(サマリー)

今日は一旦ここまでです。次回は様々な企業の事例を踏まえて紹介していこうと思います。
せっかくなので今日のおさらいを・・・

・サブスクリプションへの変革が起きている理由
→顧客視点、企業視点の双方による。
※産業革命以来の、ビジネスの大転換期を迎えている!

・変革に対応できないとどうなるか
→2000年のFortune500の半数以上がこの世から消えている。
※すべての業種業界でこの変革が起きている!

・日本国内の動向
→2015年がサブスク元年(Apple Music上陸)
※4年弱で我々消費者の購買行動を一気に変えた。広がりがはやい!

SaaSの営業×サブスクリプションの本質の正しい情報を書いていこうと思います! サポートいただけたら、リサーチ費用に充てたいと思います。 他にもHIPHOP好きな人と仲良くできると嬉しいです。