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地方はそんなにダメですか?#7(お客様は神様じゃない、など)

急速な人口減少でなはなく、今と同じ地域の姿を求めないなら、特別な能力や体制が無くても、意外と地域を維持できると思うんだよね。

高齢者が増えて人口が減るというイメージが広がっているが、昔の宿場町のような旧市街地の人口変化は、昭和時代に人口が膨らんだニュータウンのように急速ではなかったり、年代別人口の偏りも大きくなかったりする。
確かに子どもたちや出産可能な年齢層は少ないけれど、急速な人口減少でないなら課題の深刻さは地域ごとに異なるので、一律に深刻とは言えない。【人口減少の影響】

家同士の間隔が広い地域だと、たとえ空き家になっても、次世代がすぐに負担を強いられることにはなりにくいんだよね。

一戸建てで暮らして歳をとると、引き継いだ次世代の負担を大きくするとの指摘がある。
確かに、空き家の撤去や維持管理費は課題になるけれど、過度な人口増加を経験していない地方では、防犯や倒壊危険を理由に撤去する緊急性は低いので、都会ほど深刻になりにくい側面もある。【空き家による次世代への負担】

過剰な接客を求められず、消費者に振り回され過ぎない事業運営だからこそ、地域の一員として経営していく気持ち、つまり持続性が失われにくいんだよね。

田舎のお店で対応が不十分な面があると、こんな接客で商売が成り立っているのかと発信する人がいる。
売り手と買い手だけの関係では「神様」と勘違いしてしまいがちな「お客様」も、田舎では別の取引関係で売り手だったり、親戚や友人、同じ学校の出身であったりと、どこかでつながっていて「お互い様」の関係がある。【お客様は神様じゃない】

下記リンクのアンケートで、それぞれの事項に、共感する/しないを教えていただくことで、「地方はそんなにダメじゃない」と言えるのかどうか、皆さんの意見をもとに明示します。また、集計結果は、一般社団法人 Do It Your selfで開発中のゲームに盛り込まれますのでお楽しみに。2024年に公開予定です。


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