見出し画像

『断捨離を始める→思い出がいっぱい出てくる→涙腺ダム決壊』

物を大事に何年も使う事でお馴染みのお布団こもりです。

私の部屋が狭いという記事を昨日書いた。
(下の記事から読めます。)

早速部屋の物を断捨離しようと、取り組んでいるのであるが、何年も使っていないけれどお気に入り過ぎて捨てられない物が、あれやこれやと出てきた。

例えば2、3年に一回位のペースで財布を新調しているのだが、過去に使っていた歴代の財布達を捨てられずに残しているのである。

財布も買い替えて、新しい物も勿論気に入って使っているのだけれど、歴代の財布達も使う事は無いだろうに捨てる事が出来ていない。

他にも何年も使ってお気に入りだった、カバン。新しいカバンに替えてから、もう2年くらい日の目を見ていないのに、まだ部屋に残っている。

部屋を1番占拠しているのが、本である。本は昔から捨てる事ができないでいる。
高校生の時に買って熱心に読んでいた東野圭吾の小説が数冊出てきた。
「懐かしい〜」と思ってパラパラと読んでいると、思い出も同時に蘇ってきた。

私が東野圭吾の小説を熱心に読んでいた理由がある。
それは当時気になっていた女の子と話す為という理由であった。
休み時間になると、毎回、本を読んでいた女の子がいた。私はその子の事が何故か気になる存在だった。
(ちょっとカッコつけてしまった。ぶっちゃけ言うと好きだったのである。)

その子に意を決して話しかけてみると、東野圭吾の小説が好きだと教えてくれた。
その日の帰りにダッシュで書店へ行き、小説を購入した。

次の日、その子に会って東野圭吾の小説を買った事を報告した。するとその子は「その本も面白いよ!読んだら感想聞かせてね!」と言ってくれた。
その子にすぐに感想を話したくて、猛烈な勢いで読んだ記憶がある。

その後は、お互いのオススメ小説の感想を話し合う間柄になっていった。

そんな淡い青春の思い出が蘇ってきて、涙が出そうになる。涙腺ダムに涙が溜まってきている。

淡い青春の思い出に浸ってばかりはいられない為、さて断捨離をせねばと再開すると、今度は過去に使っていたガラケーが出てきた。
こんなのも残していたのか!と自分でも驚いた。
高校の時、最初に親に買って貰った携帯電話までもが出てきた。
「めちゃくちゃ懐かしい〜」と思って見ていると、充電カバーの裏にプリクラを貼っていた記憶が蘇り、恐る恐る充電カバーを外す。

高校生の部活動(テニス部)終わりに男6人で撮ったプリクラが出てきた。
部活の練習時間も楽しかったが、練習後に部室でダラダラと過ごしている時間が大好きであった。

そんな事を思い出し、またもや涙腺ダムに涙がどんどん溜まり、危険水域までやってきた。

充電ケーブルは無かった為、中のデータは見る事が出来なかった。しかし中のデータには、より濃度の高い青春の思い出が、入っている危険性がある為、もし見る事が出来たら涙腺ダムが崩壊してしまう所だったので助かった。

他にも捨てられない物として手紙類が出てきた。部活の後輩からの寄せ書きであったりも出てきた。大学生の時に就職活動で悩んでいた時に親から届いた手紙が出てきた。
当時、警察官になりたかったが、中々思い通りに行かず苦しんでいた時に、親が心配して送ってくれたのである。
非常に当時、この手紙に助けられた事を思い出して、とうとう涙腺ダムが決壊してしまった。

断捨離しようと、部屋の片付けをしていただけなのに、気がつくと涙を流していた。

思い出がいっぱい登場してくるので、こりゃ断捨離って難しいな。と思い、部屋の片付けを中断した。

この前も動物病院のドキュメンタリー見て泣いているし涙腺が年々、ゆるゆるになってきている気がする。蒸し時間が甘い、茶碗蒸しくらいゆるゆるである。

何年かしたら、いらないチラシを捨てるだけでも泣いてるかも知れない。
それまでに何とかして断捨離を進めなくてはならない。

この記事が参加している募集

#スキしてみて

527,181件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?