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470 頑張れ‼ 石川県 馳知事

所得の低い高いで語る必要性ある?

はじめに

まずは、上のリンク先の動画をご覧ください。
能登半島地震から半年以上が経過しているのも関わらず、まだ仮設住宅の建設が間に合っていません。そうした状況にも関わらず、石川県の馳知事が発した言葉が被災者の心を傷付けています。
今日の教育コラムでは、所得の高い低いで物事を論じているこの知事の考え方について少しお話してみたいと思います。

発言の真意

本人がどう考えているかではなく、受け手がどう考えるかが問われるのが公人です。公人とは、公に就く人間であるわけですから公を多面的にとらえる必要があるのです。
そもそも、低所得の方が今も元の生活に戻れていないという認識があるのであれば、所得が原因でそのような事態になっている人から仮設住宅を提供していくこともできるわけです。
家族の人数や障害の有無など様々な理由で仮設住宅を振り分けていくのでしょうから、一概には言えませんが私が知事なら、自分の政治的な手腕のなさが、仮設住宅の供給の遅れを招いていると考えてしまいます。
知事の発言とは、それだけ広い視野と配慮が求められるというわけです。昨今の静岡県の元知事の職業差別発言や兵庫県のハラスメント疑惑や公益通報者を追い詰める手法など様々な首長の問題が浮き彫りになってきています。

度重なる不祥事

石川県の馳知事の知事としての資質は、これまでも何度も問われてきています。例えば、セクハラ問題では当時の安倍首相が謝罪をし厳重注意を馳議員に行っています。また、東京オリンピックの招致に関して安倍晋三首相(当時)から「必ず勝ち取れ」「金はいくらでも出す。官房機密費もあるから」と告げられた、と講演会で述べる等の問題もありました。
これはのちに事実誤認ということで発言を撤回していますので、講演会で噓八百を並べたと解釈されてもおかしくないわけです。または、事実であっても言ってはいけないことをしゃべってしまい、隠ぺいしたかどちらかかもしれません。
さらに、地元メディアに取材規制に近いことをするなど、問題が多い知事であります。能登半島の災害復興においても対応の遅さや問題発言などいくつかの指摘を受けています。そして今回の発言とつながるわけです。
自民党という大きな政党が後押ししているため、石川県民の民意はこうした事実があろうともなかなか反映されないと解説する人も少なくありません。

所得格差を是正することの大切さ

石川県知事は、所得に触れた自身の今回の発言に対して実際にそのような状況が見られるので言葉にしたと弁明しています。
しかし、これこそ弁明になっていないのです。所得の行程で避難所生活が続いている人とそうでない人がいることを承知していて手を打っていないわけです。何なら、所得が低いから避難所生活が続いていると被災者に責任を負わせていると思われても仕方ない発言をしていることになるのです。
被災者の中に所得による現状の格差が生じているのであればそれを是正するつまり、格差を是正するための何らかの政治的な取り組みが必要となるのです。国連も格差を是正することの重要性を下に紹介するリンク先のような視点で述べています。

政治のリーダーを選ぶという行為がこれほどまでに難しい時代が来るとはだれが予想できたでしょうか。選挙への意識も下がる中、相変わらず政局好きの年寄りたちが政治で金もうけをしようとする姿が腹立たしくて仕方ありません。

最後に、もう一つ注目の政治家を紹介したいと思います。それが福岡県宮若市の塩川秀敏市長です。まずは、リンク先のニュースをご覧いただきたく思います。
ご覧いただいた上で各自が判断することですが、ハラスメントが認められても責任を取らない姿勢を見ていて私は、昭和の感覚のままでいる政治家には令和の政治は無理なのだということを強く感じます。
政治の空白が少しあっても日本の国民は一生懸命に働き、学びます。しかし、ハラスメントや汚職や金にまみれた政治が続いていくことは空白以上に私たちに暗い影を落とします。


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