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代表の卒業式!?【特別号外】10年で100名越えの組織になった福祉NPOの組織づくり!

晴れてチーム名をDラボ(Dyphoonラボ)と名付けて迎えた第4回目。

冒頭、いつものようにコーチからこれまでの回の振り返りと今日のセッションの進め方のお話がありました。

早速『Dラボ』という名前を使いながら、今日そしてこれから向かう先で大事になるのが、Dラボと名付けたこのチームで今まで対話してきたこと・考えてきたことを実践に移していくことだとのお話がありました。

確かにそうだと頷きながらお話を聞いていると、そんな実践の一つの方法として、

代表の不破がこのチームから抜けるのはどうか
という提案が。


そういえば…

この10人のチームのミッションとアクションは何か?という問い対し1人ずつ書き出したイメージ

変革を自分が引っ張るのはやめたい
もうそろそろ抜けてもいいかな・・・

思い出せば、第3回目セッションを終えた後の振り返りミーティングで、代表の不破が書いた付箋にはこの2枚がありました…!


そして今日、

「この先のセッションではいよいよ現実に向けてどうするか?に入ることが見えてきた。前回の振り返り会ではメンバーがファシリテーションをする様子、場の空気感から、『そろそろ抜け時かな』と感じていたんだよね」

と、付箋に書かれていた言葉の背景も不破本人から改めて伝えられました。

代表という立場の人がいることで、どうしても判断を委ねてしまう、頼ってしまう、これでいいでしょうか?と確認してしまう。

でも私たちが目指したいのは、大小様々なことに対して常に特定の1人が判断を担う状態やそんな物事の進め方、考え方からの脱却でした。

物理的に抜けることで、自ずと自分たちで考え決める状況が生まれます。

今回のセッションを迎える前、「ここから先は代表の立場の不破さんを抜いた9名でやっていくのはどうか」というコーチからの提案と、「自分はそろそろ抜けて9名で考え進めていくのがいいのでは」と不破が思ったタイミングはほぼ同時だったようで、この日はそんな進め方に対してメンバーの合意を確認しようと考えられていたようでした。

今までのセッションでも、合意をとりながら進めることは大切にされてきました。
メンバーの皆さんはどう思いますか?というコーチの投げかけに、一人ひとりコメントしていきました。

「不安より、創業者の根本的な思いは残りつつみんなでやっていけるという感覚が今ならある」

「不破さんならどう考える?と思っているときもあるしきっとこれからもある。そこを自分たちで考えていく良い機会。でも、代表ならどう思う?が工房の考え方の核に繋がることはあると思うから、行き詰ったらたまに相談したい」

「以前は代表の強い姿のイメージしかなかったけど、対等な立場で話すこの場を通じて不破さんも悩むし、当たり前だけど人間なんだと思った。そんな気づきがあって前半一緒に取り組めてよかった」

「この場自体が工房のことをさらに知る機会になっていておもしろかった。
だからもっと不破さんの考えが聞きたかったな~という気持ちもある(寂しそうな顔&声)」

うんうん、と一人ずつの言葉に頷きながら、最後のコメントには

「なんか私ダイバーシティ工房辞めるのかな?みたいな気持ちになってきちゃった(笑)」との展開に、笑いが起きました。

ミーティングの規模や目的にもよりますが、ダイバーシティ工房では会議の前に参加メンバーが一人ひとり今の身体や心の状態・気持ちを一言ずつ言う「チェックイン」と呼ばれる時間があるので、一人ずつ順番に発言する機会は比較的多くあると思います。

ですが、そのテーマが人に向けたメッセージやテーマであることはあまりないので、なんだか送り出すようなムードになっていました。笑

でもその時間が、この取り組みを始めた原点や、今後どうありたいのかを改めて考え直すきっかけにもなりました。


そのようなわけで、10名でのセッションはこれで最後に。
いよいよ重ねてきた対話を経て、実践に移る段階に入ってきました…!

ここからの実践とは何なのか、今後どんな展開が待っているのか。
不安と楽しみと入り混じるこの先のレポートもまたお伝えします。

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