他人への怒りや違和感は思考を見直すチャンス
なぜかこの人には怒ってしまう。
なぜかこの人には相容れない違和感がある。
他人と関わる上でこのように感じたことはきっと誰しもあるでしょう。
実はそれは、今の自身を変えるチャンスなのかもしれません。
なぜこの人の一挙手一投足が気になってしまうのか。
なぜそれが怒りになるのか。
そうやってつき詰めたとき、私が行きついたのは「同族嫌悪」でした。
つまり、まるで自分を見ているかのような、自分の嫌な癖や言動を見ているかのような感覚に陥っているのです。
同族嫌悪の相手と縁を切ってしまうことも選択できるでしょう。
しかし、もし相手が縁を切れない相手だとしたら。
相手を変えるより、自身の思考を見直す方が手っ取り早いかもしれないと思いました。
まずは、相手と自分の境界線を明確に意識すること。
相手には相手の自由の権利がある。それを私が抑えることはできない。
だから、相手の言動は相手の物だと思う。
そして、同じに見えて実は見えているのは相手のほんの一部に過ぎないということ。
きっと、自分と違うところもあるはず。自分に無いものを見つけて「すごい。」と思えたらベスト。
怒りで終わってしまうのは、もったいない。
嫌いな人だと切ってしまうのは、もったいない。
相手と向き合うことは、自分と向き合うことなのだから。