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フラッシュバックで苦しいとき

ふと何気ない出来事、行動で、過去の経験が鮮明に思い出され、そのときの感情まで蘇ってくることはありませんか。
あたかも、過去の辛かったときに戻ったような。

私の場合、学校でのいじめ、働いていたときの失敗、上司からの叱責、後輩からの悪口を思い出すことがあります。蘇ってくることは突然です。手帳にスケジュールを書く行動から働いていたときにスケジュールを書いていた記憶が呼び戻されたり、誰かが自分以外の人の噂話をしているところを見ていじめの出来事を思い出したり。職場の資料を整理していたときに、失敗の経験を思い出したり…と、例を挙げるとキリがありません。

苦しくなったときは、ベッドに寝込み、涙が止まらなくなっていました。
臨床心理士の方からの言葉です。

それは、過去が現在を邪魔している状態です。今は安全な場所にいますよ。行動をしていてふと過去のことを思い出すことは、よくあることではありませんか。例えば、整理整頓をしていて楽しかった思い出を振り返っていてなかなか進まない、ということもあるでしょう。
負の感情や出来事は、危険なものから身を守るために印象に残りやすいのです。あなたの場合は、過剰に印象に残りやすく、反芻することが癖になっていますね。

それから、自分なりにフラッシュバックについて調べました。フラッシュバックについて、自分なりの考えを持つことができるようになったとき、気分が落ち込むことはあっても、落ち込みすぎることはなくなっていきました。

過去の出来事は過去のものと現在と切り離すこと。
負の感情が悪なのではありません。自分の身を守ってくれているだけなのです。
でも今、目の前の出来事は、自分を危険にさらす出来事なのでしょうか。
今の出来事は、過去の出来事とは違う。今は安全です。

そうやって私は自分で言い聞かすことができるようになりました。