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生きている限り、自分のどんな感情とも付き合っていく

イライラ、ムカムカした感情を0にしたい。
どうしたら、気持ちがすっきりするのだろうか。

同じように思っている方に伝えたいです。
完全に0になることは生きている限りないのだ、ということです。

これは、私が利用しているリワークスクールの利用者の方に貰った言葉です。

この言葉を貰った日、私はとても調子が悪い日でした。
調子が悪いというのは、感情が負の感情(イライラ、ムカムカ)で80%以上満たされている状態です。
その日は、授業を聞いてもあまり集中できず、思考がまとまらなかったですし、休み時間の利用者との雑談が苦になっていました。(もちろん表には出しませんが)
ふと、私がある利用者の方に「今日、私調子悪いんですよね(笑)。ずっと怒っていて。」と言うと、「話を聞こうか。」と言ってくださいました。

「ずっと今日イライラしちゃって。そんなときどうしていますか。」
利用者「人に聞いてもらったり、書き出したりかな。」
「それで怒りは収まりますか。」
利用者「収まらないよ。でも、ちょっとは減るでしょ。それでいいんだよ。生きてる限り感情がなくなって、怒りも0になるなんてことはないんだから。」
「私、ずっと怒りが0になる方法を探していました。」
利用者「だったら、この椅子で思いっきり頭を殴るしかないね(笑)。」

その利用者の方は続けて、

「怒りがちょっと減れば、その減った分の余白ができて、また違うことができるでしょ。きれいなもの見てきれいだと感じたり、好きな事をして楽しいと思ったり。そうすると気が付くと怒っている感情が和らいでいるよ。」

と教えてくれました。
あぁ、私はまた完璧主義になっていたな、と気づかされました。
“一生懸命で真面目な”私が、自分の感情を何とかコントロールしようとして、無意識のうちに完璧に怒りが収まる方法を探していたのです。

感情が収まらないとき、その中でもできたことに目を向けてみよう。
怒っていながらも、ここはできたな、いつも通りのこれはできたな、と。
できたの積み重ねも自分のご機嫌を取ることに繋がるかもしれません。

それでも0にはなりませんけどね。
それが、感情と付き合うということであり、生きているということなのです。