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相手の立場に立つということの意味

相手の立場になって考える、相手がどう思うだろう、どう感じるだろう…と想像する。そうやって考える、想像できるようになりなさい。幼い時から大人によく言われてきましたし、私は自身のことを思いやりのある人間だと思っていました。

ある利用者の方から言われた言葉に衝撃を受けました。

私は相手の立場になって考えるという意味を分かっていなかったです。この言葉の意味は、相手の考えや目線で考えなさい、ということなのだと。例えば、ネガティブな人なら、ネガティブの人の目線で考えなさい、というように。私はずっと、相手の立ち位置に自分を置いて考えていました。つまり、私の目線で考えていたのです。

私もずっと今まで、相手の立場に立つ=相手の立ち位置に自分を置く、という思考をしていました。ですから、私ならこうするのに、私ならこう思うのに、という考えを抱き、イライラや怒りの感情が表れてきていました。

そうか、相手がAさんなら、Aさんの性格でどう捉えるかを考えるのか。これを分からずして、私は自分が思いやりのある人間だと思っていたのか。

この利用者の方の言葉がなければ、私はずっと勘違いしたままでした。利用者同士の語り合いで得られることはまだまだたくさんありそうだと、少しわくわくした気持ちになりました。