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ITに思う

少し前ですが、こんなニュースがありました。

※経団連、遂に執務室にPC導入(キャリコネニュース)

「マジかよ」と思いましたが、読み進めていくとどうやら少し別の見方も出来るようです。

~下記引用~

”日立製作所の会長である中西会長のように、経団連の会長はこれまで、メーカーの取締役が着任することが多かった。前会長の榊原定征氏は東レの会長で、2001年には東レで技術センター所長も務めている。「そうした方々がパソコンを使えないというのは、ちょっと考えにくいです。ましてやメーカーは、自前でOSを作り工場を動かしていた歴史があります。そのため、今の60、70代の人でも、パソコンは身近にあったはずです」”
”「仕事の効率化や資源保護のためのペーパーレス化は、IT企業や広告代理店等で進んでいるものの、伝統的な企業ではなかなか浸透していないのが現状です。伝統的な大企業では、学ぼうとしないミドル層を抱えていることが多いのですが、経団連もそうだったのではないでしょうか。そのため、『自分もやるんだからみなさんもペーパーレス化を推進してください』という意味合いがあったのではないかと思われます」”
”メーカーが日々行っているコスト削減と経団連の状態を比べた時、経団連のコスト感覚の少なさに目が行き、職員に発破をかけるためにパソコン・メールを使ったのではないか、という見方だ。”

なるほど、一理ありそうですね。

別に経団連のお偉いさんが、みんなある程度のお年でPC関連を使って仕事なんてしたことがない世代だった…なんて話ではなさそうです。

本当の所は分かりませんが、国の経済を牛耳る組織が、人口減少時代の新たな働き方をけん引する意味でも、新しい視野を取り入れて、どんどん効率化や改善は図ることに越したことはありません。

必要性を感じていないから?

さて、本当に高齢者ってITに馴染がないんですかね。ちょっと調べてみました。

【内閣府:高齢者の生活と意識に関する国際比較調査一覧ページ】

どうやら見てみると、そもそも必要性を感じていないという所が大きいです。ネット情報やPCで快適になる仕事よりも、積み上げてきたノウハウや、既存のコミュニティ、体で覚えたルーティンを駆使した方がストレスもないのでしょう。

一般的に「年を取ると目が悪くなる」とか「タッチパネルが良く分からない」なんて理由もあるのかな…と思いましたが、実はそんなに多くはないです。

合わせてこんなものも。

中小企業庁 資料より

見ての通り、中小企業の経営者は「高齢化」傾向にあります。丁度これは先述の「必要性を感じない」年齢とも重なります。

そしてこれもまた、働き方の変化に対する壁の一つなのではないだろうか…と思っています。

そもそも必要性を感じていない=これまでの経験とノウハウを駆使した方がストレスフリーな方が、「クラウドを導入して、ファイルを共有し、業務効率を上げたいんです!」ということに意義を見出すのって、きっと難しいですよね

でも一方で時代はどんどん変わり、いずれは資源の問題で紙もデータにどんどん置き換えたり、固定電話だってどうなるか分かりません。

これまでは人海戦術でこなしていたことが出来なくなるのが明白な中、人の代替として、どう最新技術と付き合っていくのか。いずれは多くの経営者が直面する(すでに直面しているのかも)課題ですね。

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