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【新潟】ワイナリーステイという形|美味しい料理とワインペアリングと素敵な空間

ワイナリー畑を横目に、その土地で醸造されたワインを片手にくつろぐ時間。帰る時間も気にしなくていい。運転だから飲めない...なんて心配もいらない。ワイナリーにはホテルまで併設されていて宿泊可能なんだから。

そんな贅沢な過ごし方って憧れませんか?特にワイン付きの方には堪らないでしょう。しかもこれが日本で体感できるとあれば。

先日にはなりますが、奥さんの誕生日ということで新潟へと旅行に行ってきました。目的は、そう

ワイナリーステイ

奥さんからは、付き合っていた時代からずっと”新潟のワイナリーステイに行きたい!!”と熱弁されていたのですが、仕事が入ったり入りそうなので回避したりと僕のせいでなかなか実現させてあげられずにいました。

しかし今回ようやくその想いを達成することができ、そしてとても思い出に残る旅だったのでこのnoteにて投稿することにします。

私のnoteのテーマは「食」なのでご飯の紹介がメインですが、景色や過ごし方などについても合わせて記事として残しましたので、「食」以外に興味を持たれる方にも読んでいただけたらと思います。

宿泊先

今回私たちが宿泊したのは新潟県新潟市にある「WINERYSTAY TRAVIGNE CAVE D'OCCI(ワイナリーステイ トラヴィーニュ カーブドッチ)」というホテルです。

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行き方

カーブドッチまでは北陸新幹線とバスを使って行くことができます。

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北陸新幹線で新潟駅まで。

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駅からはホテル専用の深緑色のシャトルバス1日2本出ていますので、車がないという方も安心です。ちなみにバスでの移動時間は50分程度でした。

景色

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部屋からは目の前に広がるワイン畑と、その奥には角田山が佇んでいます。

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山を背にすると、ワイン畑と宿泊先のホテル。

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夜はライトに照らされたワイナリーと月夜で神々しい空。

過ごし方

周囲にはいくつかのワイナリーとワイナリーごとの売店が点在しています。売店によっては試飲ができるので、気に入った一本があればすぐに購入することも可能です。軽食もありましたよ。

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私たちも夕食前に早速ワインを買ってきてバルコニーで乾杯。

同じ敷地内には他にも温泉だったりスパもあるのでスタイルにあった贅沢な過ごし方をチョイスできます。温泉施設内にはたくさんの本や仮眠スペース、ご当地ビールの販売もあるので、お風呂から上がって夕食までの時間もあっという間に過ぎていきます。

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夜にはロビー併設のバーが営業。ワインのみならず地産のビールやカクテルも楽しめちゃいます。ちなみにルームサービスにも対応してくれました。

フレンチとワインペアリング

さて、部屋でのんびり過ごしていると夕食の時間が。一体どんなプレートに出会えるだろうか。

4月のコンソメ
ブラン・ド・ブラン

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まず最初は季節のスープから。そら豆の香りで季節を感じます。最初のペアリングはスパークリングワインでした。

石蛸の蜂蜜煮 ほろ苦いサラダとエビス
2019 bijou ピノノワール

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柔らかーく煮込まれた蛸が絶品。蛸は当然ながらシーフード、それにペアリングされたのが赤ワインだったのは印象的。カーブドッチの土壌は、その地形上”砂”に近い土なので、赤ワインでもタンニンっぽさを表現しにくいんだとか。

それゆえ、赤ワインでもあっさりでさっぱりとした飲み口なので、蛸にも違和感なく楽しめました。

ワインペアリングを体験するのは初めてですが、こうしてワインの個性を、実際に育つ環境を横にして五感で感じれるのは貴重な体験でした。

新発田産 グリーンアスパラのエチュべ オランデーズソース
2021 ケルナー

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白ワインのペアリングでしたが、写真を撮り忘れてしましました...が、個人的にはケルナーがペアリング全体の中で一番好きな味でした。

熊肉のテッド・ド・フロマージュと山菜のソテー 
赤ワインソース2019 カベルネドルサ

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ゼロです!何がゼロって?!味の点数?いいえ、熊の臭みがゼロなんです!ホロホロに煮込まれた熊肉がとても美味しくて、上品に食べようとする姿勢を崩しそうになるくらいでした。

おかわりくださーい。

鮮魚のムニエル 生姜とさざえのコンディメント
2020 シャルドネ

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生姜のアクセントがいい味を出すコンディメントで頂きました。

葡萄の枝葉で燻した和牛のロースト ジュ・ド・ヴィアンド
2020 サブル(赤)

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ワイナリー畑で落ちたり取れてしまった葡萄の枝や葉によって燻したロースト。

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2020年と年代もののサブルをペアにて提供してもらい、和牛のローストに舌鼓を打ちます。

コシヒカリのリゾット

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シャルドネのムースリーヌ 越後姫とごとらってアイスクリーム

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パリッと仕上げられたクレープの食感が楽しいデザート。

小菓子

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夕食会場からロビーに戻ると小菓子とコーヒーの振る舞いが。奥さんは紅茶をセレクトしてました。

朝食

朝食は地元で採れた野菜をふんだんに活かしたサラダや、自家製酵母のブレッド、オムレツが提供されました。

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白ワインビネガーの効いたさっぱりとしたサラダがフルーツの甘味と合います。

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しっとりとした自家製ソーセージとふんわりオムレツ。スクランブルエッグもしくは目玉焼きにもできるようです。

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自家製の天然酵母で作られたブレッドと色とりどりの自家製ジャムやバター。焼き立てパンのおかわりもあるのが嬉しかったです。

まとめ

ワイナリーステイの紹介、いかがだったでしょうか。

ワイン好きな方はもちろん、ワインについて勉強したいと思っている方にも、試飲付きのワイナリーツアーが開催されているのでいい機会になると思いますよ。

恋人がワイン付きな方、たまには贅沢な旅をしたい方など、ワイナリーステイという珍しい旅を選択してみてはいかがでしょうか。

料理はもちろん、今回は紹介していませんが部屋も快適なので、ぜひ宿泊してみてください。

それではまた。

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国内海外問わず、世界には美味しい食べ物やお酒がまだまだあるはず。そんな世界を知って、自分の料理に昇華できたらと思います。コロナ明けはイギリスとフランス文化の混ざるカナダへの食旅行を計画中。