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【SAPIX直伝】子どもが自分から勉強を始めるコツとは

出版社ディスカヴァーが発行する新教育ニュースレター「Discover Edu!」
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学校から帰った子どもがいつまでもゲームやネットに夢中になっていると、「いつになったら宿題するの⁉」とイライラしちゃいますよね。小学6年生の子がいる編集Kも、19時前になると、子どもとの宿題バトルが始まります……! 「宿題早くやっちゃいなよ」「今やるとこだったのに、ママが言ってくるからやる気なくなった」「宿題を終えてから遊べばいいでしょ!」「宿題がむずかしくておわらなかったら、遊べなくなる!」……、誰が見ても不毛な争いのあとには、ふたりとも疲れきって宿題どころではなくなっています。

中学受験塾SAPIXが教える
自分からすすんで勉強する子どもがやっている
「時間と友だちになる」コツ

冒頭のようなやり取りになる前に、子どもが自分から宿題をするようになるには、どうしたらいいのでしょうか?
そこで、10万人以上の小学生の学習をサポートしてきた中学受験塾SAPIX小学部の先生に、子どもがすすんで宿題を始めるコツについてお聞きしてみると、「時間と友だちになる」ことが大切、という回答をもらいました。「時間と友だちになる」を大人の言葉にすれば、自分のできる範囲で勉強の予定を立ててこなしていくこと、だそうです。
うちの子が予定とか立てられるのかな……と一抹の不安を覚えながらも、子どもがみずから勉強を始めるようになる学習計画の立て方のコツや、ケンカにならない子どものサポート法について詳しく説明してもらいました。

子どもが立てた勉強の予定は
うまくいかないのが当たり前

お子さん自身でいつ勉強をするのかを決めて、きちんと実行に移せたら、本当に素晴らしいことです!
でも、実際のところそこまでうまくいかないのも事実。もっというと、子どもが立てた計画は十中八九失敗します。
「あれもこれもと詰め込みすぎて、今日やらないといけない勉強がまったくできなかった」というのが失敗の典型例です。計画を立てる段階では「学校の宿題を15~16時、塾の復習を16~18時、テストの見直しを18時~18時30分でやる!」などと理想をイメージするので、休み時間も気分転換の時間もとらない計画を立ててしまいがちです。これは、大人でもあり得ることではないでしょうか。

SAPIX監修手帳の「1週間カレンダー」の記入例。予定表は1週間ごとに振り返る欄をつくったり、できたことを点数化して記入できると子どものモチベーションアップ!

子どもと一緒に
振り返る時間をもつ!

親は、「勉強の予定はうまくいかないもの」くらいに思って子どもをサポートしましょう。そうすれば、「なんで予定通りできないの!」「まだ終わってないの?」と子どもに対してイライラすることはありません。
大切なことは、1週間や10日ごとなどのスパンで振り返り、「うまくいかなかった要因」を明らかにして、次につなげていくこと。たとえば、時間が足りない、量が多すぎるなどの要因が見えたら、どのように調整したら計画通りに勉強ができるかを、子どもと一緒に考えてみましょう。
一方で、うまくいっている点があれば、きちんと子どもをほめます。予定通りの勉強は「できて当たり前」では決してありません。子どもの努力の過程を声にだしてきちんと認めてあげることが、継続した学びを実現するコツになります。

親から一方的に「宿題して」「勉強の予定を立てて」ではなく、まずは子どもと一緒に相談しながら宿題や復習をいつやるのかを決めるんですね。それなら、うちの子でも納得しながら取り組めそうです。
そして、予定通りできていないことがたくさんあったとしても、子どもと一緒に振り返りながら「できたこと」を見つけてほめることが大切とのこと。ついつい「できていないこと」ばかりに目がいってしまいがちですが、これからは子どものいいところを声にだして認めていくようにしたいです。子育ては、日々精進ですね。

書籍の紹介
『10万人以上を指導した中学受験塾SAPIXだから知っている頭のいい子が家でやっていること』

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