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人見知りでも雑談力を上げた4つのコツ

こんにちは、ディスカヴァーnote編集部宮田です。

突然ですが、みなさんは「雑談」得意ですか?
リモート会議でのアイスブレイク、営業先の担当者との雑談、すごい仲がいいわけじゃない友達との雑談...私は超苦手です。
話下手で人見知りなので、特に初対面の人との雑談はかなり難易度が高い。

でも雑談せざるを得ないときがあるわけで。
リモートワークの普及で、雑談の重要性が増している、みたいなことも言われています。なかなか逃げられません。

私はいざ雑談するとなると緊張してうまく話せなくなります。
顔は平静を装っていても頭の中はパニック。
そのうえ盛り上がらなかったら、最終的には自己嫌悪です。
あとから「ああ言っておけばよかった…」と一人で大反省会が開催されます。

そんななか、弊社刊行の、コミュニケーションの達人・五百田達成さんの『超雑談力』という本が書店で売れており、読者からの感想も、「これを読んで人と話したくなりました」「新しく友達ができました」など大絶賛という情報をキャッチ。
いやいやほんまかいなと、半信半疑ながら読んでみたら、これが結構勉強になりました。

雑談上手とまではいきませんが、本を読んだおかげで以前よりラクに雑談できるようになりました。
そこで今回はこの『超雑談力』を読んで、私が雑談で心がけるようになった、すぐに実践できるコツ4つをまとめてご紹介します!

そもそもなんで雑談は難しい?

雑談が苦手、という声はよく聞きます。
なぜ雑談は難しいのでしょうか?

なぜなら、「雑談は、普通の会話とは、まったく違うから」です。

①友達や仲のいい人との、気を使わない、楽しいおしゃべり
②仕事の場面で、きちんと話す、大人としての会話
私たちはたいていこの2つの話し方のバリエーションしか持っていません。いわゆる「普通の会話」です。

ですが、雑談はこのどちらでもない「第3の会話」です。
それなのにどちらかの話し方でやろうとするからうまくいかず、雑談下手になってしまうのです。

では雑談上手になるにはどうしたらいいかというと、雑談に適した話し方を身につければいいだけ。
雑談のコツを実践するだけで、すぐに雑談力が身につきます。


コツ①雑談はおもしろくなくていい!

「雑談は何を話せばいいかわかんない」
「盛り上げようと頑張って話すけど疲れる」
以前の私はこう思っていました。

しかしなんと、「雑談を盛り上げるためにおもしろい話をしなくてはいけない」というのは大きな勘違い。
雑談の目的は人間関係の構築にあり、そのためにはおもしろい話は必要なく、会話のラリーが続けばなんでもよいので、わざわざ社交的にふるまう必要も、おもしろいツッコミを入れる必要もないのです。

それに、もし盛り上がらなかったとしても、半分は相手の責任なのだから一人で責任を感じる必要はないのです。

こう考えるようになった今、雑談の場面もとても気持ちがラクです。
雑談のハードルを上げすぎていたんだなと気づきました。


コツ②時事ネタやニュースはNG!「自分の気持ち+体験したこと」を話す

雑談の鉄板ネタといえば、「天気」ではないでしょうか。
絶対言っちゃいますよね。「今日は天気悪いですね」とか「今日は暑いですね」とか。
あとは今朝のニュースの話題とか、最近流行っているものとか、話のとっかかりとして言ってしまうことが、私もよくありました。

しかしたいてい話は盛り上がりません。
会話が上滑りして、生の感情を話せないからです。

雑談が盛り上がる秘訣として、「情報ではなく気持ちをやりとりすること」があります。
調べればわかるような冷たい情報ではなく、自分だけが感じた生の気持ちを共有した方が、相手と親密な関係を築けるのは当然のことですよね。

そこで雑談のネタに困ったら、「体験したこと+感じた気持ち」を話すようにしています。
天気ネタで話すとしても、たとえば

「今回の台風、ゴーゴーと風がすごくて。夜、寝られなかったんですよ」
「えー、それは大変ですね」
「頑丈だと信じてたマンションなんですけど、今回ばかりはヒヤヒヤとしました」
「うちも初めて防災リュックをつくりました。がらっと意識が変わりますよね」

などと話すと、相手の感情やエピソードを引き出しやすくなります。
また、「ゴーゴー」や「ヒヤヒヤ」などの擬音を使うのもポイントです。感情が入りやすいですし、ニュアンスで話せるので雑談に向いています。


コツ③とにかくリアクション!

うまい返しやあいづちで雑談を続けると、盛り上がるんだろうなと思っていませんか?
でも正直うまい返しなんてそんな浮かんでこないし、あいづちばかりでも疲れますよね。
それで「しんどい」「めんどう」と思ってしまっては本末転倒。
雑談なんて話が続けばいいので、うまい返しなんていらないのです。

では話を聞くとき、何に気を付ければいいかというと、とりあえず大きくリアクションすることです。
手をたたく、表情を変える、笑うなど、身振りや表情で「ちゃんと聞いていますよ」と伝えれば相手は安心して話を続けることができます。

また、「あ・い・う・え・お」でリアクションするのもおすすめ。
それは「あー!」「いいですね!」「うーん」「ええ!?」「おーーー!」の5ワード。
ちょっと間抜けな感じがしますが、これはとてもラクなテクニック。
このように大きくリアクションすると、相手は興味を持って聞いてもらえていると感じるので、嬉しくなります。
すると勝手に話が続いていきます。ラクチン。

「うまい返ししなきゃ」「質問しなきゃ」と気負うくらいなら、とりあえずリアクションしておきましょう。


コツ④「趣味」ではなく「最近ハマっているもの」を話す

初対面の人と話すときの鉄板ネタは「趣味」ではないでしょうか?
でも「趣味」って少し難しくありませんか?
個々人で定義もあいまいでだし、程度もバラバラ。「趣味というほど誇れるものはない...」と私も感じることがありました。

そこでおすすめなのが、「最近ハマっていることありますか?」という聞き方です。
この方が、趣味ほどハードルが高くなく、質問が具体的で答えやすいですよね。

逆に相手に「趣味は何ですか?」と聞かれた時は、例えば

「趣味というわけじゃないんですけど、先週末は箱根までドライブしました」
「いつもじゃないんですけど、たまたま来週はサッカーの試合を見に行く予定です」

というように、先週末や今週末のことを話しましょう。
別に本当の趣味を話す必要はないのです。だって相手も深く考えて質問しているわけではないので。

②のコツともつながりますが、そうすれば体験と気持ちを話せますし、「箱根」や「ドライブ」、「サッカー」など具体的なワードが出てくるので話を広げやすいです。


雑談力で人づきあいをラクに

以上が、私が雑談の際に意識しているコツでした。
どうでしたか?結構適当にできそうでしょう?
人見知りですし、できるだけ雑談したくないと今でも思いますが、とりあえずやり過ごせるようになって、とてもラクになりました。

雑談が苦手な人は、雑談のことを誤解している人が多いと思います。
雑談への意識を変えて、コツを身につければ、人づきあいは格段にラクになるでしょう。
『超雑談力』にはこのほかにもすぐに使えるコツが満載です。興味がある方はぜひ読んでみて、雑談力を身につけてくださいね。


▼1分で『超雑談力』の内容がわかるホワイトボードアニメーション


 

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