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わたしの好きな本屋さん・記憶をたどる池袋編

こんにちは。書店営業部の橋本です!

こちらに登場するのは久しぶりなのですが、「わたしの好きな本屋さん」というテーマで記事を書くことになり、わくわくしておりました。
関西出張にあわせて、かつて自分が担当していたお店に取材に伺おう、●●さんに久しぶりに連絡をとってみよう!と思っていた矢先……。

新型コロナウイルスの感染拡大、そして弊社の在宅勤務がスタート。
当初予定していた関西エリアの本屋さん取材が難しくなってしまいました。
じゃあ都内近郊なら良いかというと、そもそも繁華街への外出は控えているし、お店もこの状況ではお忙しいだろうし。

……さてどうしたものか。
組織文化としてコーチングが根付き、「問いを受けて考える」ことに関してめちゃくちゃ鍛えられている弊社。難題を突き付けられてわたしは、ひらめきました。

そうだ、わたしが普段お客さんとしてよく行く池袋の本屋さんを、
ごく個人的な視点で紹介しちゃおう!
細部は伝えられなくても、紹介したいという気持ちと、いつもありがとうございますの気持ちがあれば、きっと伝わる!

池袋と言えば、大型チェーンがいくつも立ち並ぶ激戦区。
せっかくなのでいくつかの本屋さんをピックアップして紹介しよう、というのが今回の企画になりました。
ところどころ雰囲気で紹介する部分がありますが、ご容赦ください……!

まずは今回紹介したい池袋の本屋さんの位置関係から。
雑すぎて池袋関係者(?)から怒られそうですが、だいたいわかりますよね?

池袋地図


それではさっそくいきましょう!

① 三省堂書店池袋本店さん

西武池袋本店の中にある本屋さん。
私は西武の本館地下1階を通り抜けて、三省堂書店のある別館に向かうルートを使うことが多いです。
本館のお惣菜コーナーの空気感を胸いっぱいに吸い込みながら、歩いていくあの感じがとても好き。

連絡通路を抜けると、文芸書やビジネス書のコーナーが現れます。
わたしがよく読むジャンルがこの2つなので、ほとんどここに入り浸ってしまいますね。

でもこのフロアに各ジャンルの新刊・話題書が集められているので、ここをざっと眺めて回るだけでも、各ジャンルのトレンドをつかむことができます。
なんかおもしろい本ないかな、と思ったときはとりあえず三省堂書店さんに行くことが多いです。
話題書とレジの距離が近いから、手に取ってすぐに購入できるのもさすがですよね。笑
買い終わったあとも、なんとなく話題書コーナーをながめながら帰ります。

そして、実用書担当さんが書いていると思われる、フリーペーパーがかわいくて素敵!


初めて見つけたときは心が高まりました。
こういう繊細で丁寧で読みごたえのあるフリーペーパー、作ってみたいです。

最後に、わたしが三省堂書店さんを語るうえでかかせない超個人的な話があります。
それは「三省堂書店池袋店さんのおかげで星野源さんに会えた」!!
ほんとうに個人的な話でごめんなさい。笑

あれは2017年のこと、星野源さんのエッセイ『いのちの車窓から』の刊行発売イベントが、三省堂書店池袋店さん主催でおこなわれました。
6000人の応募者の中から選ばれた参加者150人の中に、わたしはいたのです!
三省堂さんで本を買ったら星野源さんに会えたよ!ハッピー!

なので三省堂書店池袋店さんには一生頭があがりません。
心の底からありがとうございます。
(会社のnoteでこんなことを書いていて良いのだろうか。)

② ジュンク堂書店池袋本店さん

三省堂書店さんの1階に上がり、そこから外に出てみると、
なんとほぼ目の前にジュンク堂書店さんのビルがそびえたっています。
こんなに近くに2つも大きな本屋さんがあるなんて。池袋民は恵まれているなあ。

ジュンク堂書店さんはなんといっても本の蔵書数がすごい。
地下1階から9階までぜーーんぶジュンク堂書店さんですもんね。棚も大きいし。
世の中にはこんなに本があるんだとわくわくすると同時に、
こんな量の本、どうやってこの人生で読み切ればいいんだ……いや無理だ……という軽い絶望をおぼえることもあります。笑

こちらも1階に主要ジャンルの新刊・話題書が集まっていますが、
その近くにわたしのお気に入りコーナーがあります。
池袋駅から見て奥側のとびらから入り、そのままお店の奥までいって壁にぶつかったところにある棚。
こ、言葉でうまく説明ができなくてもどかしい。
ここでよくオリジナルのフェアをやっているので、今日はどんな本があるかな~♪と覗きに行くのが好きです。

印象に残っているもののひとつは、昨年見た「隣ZINE」というフェア!



雑誌同士の共通点を見つけて隣に並べるという試み。POPコメントも充実していたなあ。

昨年の夏に改装があり、さらにおしゃれなフェア棚ができています。



あ!2枚目の写真、隣ZINEフェアもうしろに映っていますね!わたしが説明したかったのはここです!笑

いろんなジャンルをやっているけれど、持ち回りで企画をしているんだろうか?
担当の方と話す機会があったら聞いてみたいです。

あと、ジュンク堂書店さんは基本的に、レジの数がたいそう充実している気がします。
池袋店さんはたしか、20台は確実にあったように思います。
わたしが昔担当していた関西の数店舗も、基本的にレジの数が多かったですね。
「お客さんが本を持ってから購入するまでの間、なるべくお待たせしないぞ!」という強い意志を勝手に感じています。いつもありがとうございます!


③ 旭屋書店池袋店さん

東武の中の本屋さん、といえば旭屋書店さん!
子どものころは、親と一緒に子ども服コーナーを見る→長い通路を通って旭屋書店さんまで行く、が鉄板コースでした。
ワンフロアといえど広いお店なので、ときどき自由に行動しすぎて迷った思い出があります。笑

旭屋書店さんは、各ジャンルのエンド台(通路に面した平台)が充実しているイメージです。
たぶん、平台が大きいから見た目が映えるのと、書店員さんがしっかりメンテナンスをして並べているからだと思います。
だからお客さんが話題書コーナーなどに集中せず、お店全体にいらっしゃる印象がありますね。
周囲に伊東屋やスターバックス、JINSなどがあっていろんな方向からお客さんが来るので、そういうつくりにしているのかもしれません。

お店全体をまんべんなく見たくなる売り場なので、1人もしくは本好きの友人と見て回るのがおすすめです!
友人とは別行動をして、スタバの前で待ち合わせ、が良い感じだと思います。笑

駅直結の商業ビルの中にある本屋さんとしては総合的な品ぞろえかつワンフロアなので、お買い物ついでに行きやすいお店です。
たくさん買い物をしたあとに、さらに旭屋書店池袋店さんで本を買ってしまい、荷物が重すぎてスタバで休む、までが一連の作法!
デパートで買った洋服と本の重さは、幸せの重さと言えましょう。

最後に、旭屋書店池袋店さんの公式ツイッターを覗いてみたところ、
癒されました。ありがとうございます。

④ くまざわ書店池袋店さん

いわゆる女性向けの本に強い本屋さんといったらこちら!
旭屋書店さんから1分くらいで移動できる場所にあります。
東武とルミネは各階直結しているのですが、旭屋書店さんが東武7階、くまざわ書店さんがルミネ6階。しかもどちらもフロアの奥のほう。超近いです。
ジュンク堂書店さんと三省堂書店さんの位置関係といい、池袋、本屋さん固まりがち説。

このお店はいつ来てもターゲットが明確です。
入り口付近の壁側を女性エッセイ棚が占め、総合話題書のコーナーの中でも女性向けのエッセイ、自己啓発、実用書などが前に出ています。
テーマは恋愛から心理系、メイク、お金の貯め方、働く女性向けのスキル・自己啓発本など多岐にわたっていて、見ていて楽しい。

あと、話題書のコーナーがお店の面積に対して広いように思います。
本の装丁(カバー)を見せ、パネルなどをつけて視覚的にアピールするコーナーが広い、ということです。
洋服を買いに来たついでに、ぱっとお店を覗いてみたらぱっとおもしろそうな本が見つかる、そんな本屋さん。ルミネに来ていて、あんまり時間がないけど本が見たい、買いたい!というときにも重宝しています。
時間があるときなら、女友達と一緒に見て回るのも楽しいですね。

わたしはたぶんお店のターゲット層どんぴしゃなので、自分が関心のあるテーマの本がずばずば見つかります。すごいです。お店ごと買いたい(急に壮大なことを言う)。

ロングセラーの商品を話題書コーナーでも長く置いているようなので、
最初に見たときは買わなかった本でも、2か月後くらいに買ってしまうことがよくあります。書店員さんの術中にはまっている……。

弊社の本もよく展開くださっています。(※昨年夏のツイートです)

くまざわ書店池袋店さん、いつも思い切りしかけてくださるんですよね。
それをお客さんとしてこっそり?見るのが好きです。いつもありがとうございます!

********

さて、池袋にはもっと本屋さんがあることは重々承知しております。大型チェーンでないお店も多いですよね。梟書茶房さんとか、天狼院書店さんとか。
続きはまたの機会に(あれば……)書きたいなと思っております。

ご紹介した4つの本屋さんは、営業として1度も担当したことがなく
あくまでも「お客さんとして」いつも利用させていただいているお店です。
個人的視点からの紹介ということもあり、それぞれの公式ツイッターをところどころ引用させていただきました。ありがとうございます。

個人noteくらいか?というくらいのテンションで書いてしまったので、CNO(チーフ・note・オフィサー)に怒られないか心配です。
でも、書いていて楽しかった!

長文を読んでくださりありがとうございました。
いろいろ落ち着いたら、また本屋さんめぐりをするぞ!

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