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夏休みに知っておきたい!子どもが教えてくれること#お母さんコーチング#ディスカヴァー

この夏休み、お子さんといかがお過ごしでしょうか?
一緒の時間が増える夏は、お子さんとの思い出が増えるタイミングですよね。

今回は、ディスカヴァーが開催する新しいオンラインプログラム『お母さんのためのコーチングセミナー』の内容に合わせ、書籍『子育てコーチングの教科書』から、「子どもが教えてくれること」ついて、お伝えします。

今は当たり前の「子どもと過ごす毎日」を、この機会に振り返ってみてはいかがでしょうか?

母が話す子どもたちの思い出とは

娘が5歳のころ、家族三人で都心の公園に足を伸ばしたことがありました。たまには、しゃれたレストランに入りたいね、夕方早い時間だったら入れるかも、最近はちょっとおとなしくしてくれてるし、なんて夫と話しながら出かけました。

子どもは見慣れない遊具に夢中になり、予想を上回るハイペースで遊び続けます。早めに公園を出て、道に出るやいなや、「おにぎりが食べたい」と言い始めました。疲れて歩くのもやっとの状態です。

結局、近くのコンビニでおにぎりを買って、駅の中のコーヒーショップで食べさせました。私と主人は夕飯代わりにホットドッグを食べました。

あのときの不機嫌を絵に描いたような夫の顔と、外遊びで薄汚れて、喉がつまりそうな勢いでおにぎりをほおばる娘の顔は、切ないくらい大切な思い出になっています。

あんな変なできごとが、ただの計画倒れの思い出が、なぜか今ではとてもいとおしい経験のように感じられます。

私の母が三人の子どもたちの思い出を話すときも、なぜか小さな瑣末なことばかりです。

兄が幼いころ、夕暮れになって歯が痛いと言い出し、ねんねこばんてんでおぶって歯医者に連れて言ったら背中で眠ってしまった、あれはただおんぶしてほしかっただけだ、とか。

私が幼稚園でぐずったので、園の門の前で日傘を差して半日しゃがんで待っていた、とか。

そんな話をちょっと照れたように、うれしそうに話すのです。

そのとき、母は自分の時間を私たちに差し出してくれていました。差し出す、なんて意識もせず、ただ夢中で。

子どもは、そういう機会をたくさん与えてくれます。今ここで何を選ぶのか、何に価値を置くのかを親に問うてきます。

その問いに答えながら、ときには何かをあきらめ、気がついたら自分の心が耕され、硬い土が少々のことならなんでも吸い込むやわらかい土へと変わっていくのかもしれません。

私は自分が子どものコーチのように感じていたのですが、私に問い続け、心を耕し続けてくれているのは、ちはる(娘)です。ちはるが私のコーチ、なのでした。

『子育てコーチングの教科書』の『最後の章 こどもから学ぶ』より抜粋

「子育て」にコーチングを

今回は、夏休みに忘れてしまいがちな「子どもから学ぶこと」をお伝えしました。

夏休みは一緒にいる時間が多いので、忙しくなる反面、子どもに意識して目を向けることで、気づけることがたくさんあるチャンスの時期とも言えます。

このチャンスを活かして、普段から忘れがちなこの視点を、ぜひ深めてみてくださいね。

『お母さんのためのコーチングセミナー』は、コーチングという手法を通して、子どもとのコミュニケーションに「新しい視点」を持つことにフォーカスしています。

プログラムの説明はもちろん、実際のデモの様子もご覧いただけるよう、8/20に無料説明会を開催します。
質疑応答の時間もあります。

▼ 8/20(木)10:00-10:30予定

お申し込みいただいた方に、参加用URLを送付いたします。

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▼今回ご紹介した本はこちら

著者:あべ まさい
上智大学文学部(現・総合人間科学部)社会福祉学科卒業。
総合病院社会福祉相談室医療ソーシャルワーカー、コミュニケーション研修講師、株式会社コーチ・エィ勤務を経て、コーチとして活動している。35歳を過ぎ、結婚10年も過ぎてから第一子を出産。国際コーチ連盟マスター認定コーチ。(一財)生涯学習開発財団認定マスターコーチ。

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