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うつ復帰後、職場のお荷物だった俺が、カラオケに通いだしたら職場のエースと呼ばれるようになった話


※先にお断りしておくと、俺の場合はこうだったという話であって、そのまま同じことをやったら誰でもうまくいくという話ではありません。


とりあえず「職場の人たちとカラオケに通って人間関係がうまくいくようになったって話か?」と予想してきた方、大外れです。

通ったのはヒトカラです。もっともその後、カラオケバーに一人で通って人前で歌うようにはなったけど。


まあカラオケバーで人前で歌うようになったので、結構ガチで練習しました。

一応私の歌唱スタイルとしては、高音の細い声で、子供っぽい歌い方でした。


こういう曲が似合う感じ


現代って 歌がうまい=声が高い みたいな評価されることがあるけど、自分の細い高音はむしろコンプレックスで、太い高音を出そうと思い、様々なことをやって、行きついたのが低音で歌う練習でした。

今では初見の方の前で歌うと、驚かれる程度には歌唱力がついたのかなと思ってます。

てか初めて行ったカラオケバーで、俺がマイク持った途端ほかのお客さんが「あの人めちゃくちゃうまいよ」と言い出した時はさすがに感無量だったけど、俺の後に歌っためちゃくちゃ歌上手い人が俺の方をガン見して歌ってきたときは、ちょっと逃げたかった。

4年にわたり徹底的に練習しましたから(もちろんまだまだ練習中)



さて、それで仕事の何が変わんねん?という話ですが。
ポイントになるのは太い高音を出すために練習した低音の声です。

カラオケに行くまで、明確に自分のダメだったところって、人に頼まれるとNoと言えない、人に何か言われると反論できないというところでした。

なんですけど、同じ内容しゃべるだけでも、普段声高い人間がものすごく太い低音でしゃべるというただそれだけで、怒ってるように相手には聞こえるんですよね。

この辺から弱気で相手に言いたいことを言えないという状況を変えだすことができました。

色々省略するけど、部下を叱るにしてもそれまでだったら弱気な感じでしか話せず相手がなんか舐めた態度とってるので、最終的に怒らざるを得なくなるという状況だったのも、低音で叱れるようになったので相手が真面目に聞くようになって改善しました。

そうやって低音で不快感を示すことができるようになるうちに、上司だったり、あるいは別の部署のお偉いさんが何でもかんでもこっちに仕事振ってきたときに、乗り込んで強い口調で抗議するということもできるようになりました。

で、この辺りから状況が変わってきます。

それまで俺の意見にも何の説得力がなかったのが、同じことを言っても、お偉いさんをやり込めたという実績を残したことで、説得力が出てきて周りが耳を傾けるようになりました。

もちろんそれだけではなく、お偉いさんとバチバチにやりあうために、事前に戦略たてたり情報集めたり根回ししたり、そういうのもありますが。

あとは、ちゃんと俺のことを尊重して仕事を振るという、当たり前の態度を周りがとるようになりましたね。

おかげさまで、自分の仕事を余裕をもってこなせるようになったし、もともと限界ぎりぎりの中で仕事やってたので徹底的な効率化とかシステム変更とかを自分の裁量の中でやってたので、今は+αの仕事をできるようになりました。

それが結果に出てますね。
立場的には下っ端もいいところですが、雑務ではなく誰もできないような仕事というのは上も私の所に相談しに来ますし、上の会議に私が呼ばれて意見を求められることも出てきました。


まあカラオケ行った効能でいうと、カラオケバー行って人前で歌うようになったので、人前に立って人の注目を集めることに恐怖感を抱かなくなったというのもあるし。

あとはそうなると人にどう見られるかというところを意識するようになって、セルフプロデュースしてイメージ作って、そのイメージを有効活用したり。

普段冗談ばかり言って面白おかしい人間(本当に面白いことを言えているかは別として)という印象を刷り込むことで、激怒(した振りを)することで効果倍増とか、そういうのも意識して使えてるし。


ただ問題点として、俺の怒った振りは俺が想定しているよりも10倍くらい恐ろしいようなので、その辺の調整はもう少し何とかしないといけない。

文句言いに行くために怒った振りの表情をしながら無言で歩いていると、男性も女性も同僚が小さく「ヒッ・・・」って言っておびえながら道をあけてくれる状態だし。

気弱なのを隠すにはいいのかもしれないけど、さすがにやりすぎだわ。

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