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真夜中のオムライス

深夜2時。眠れない。身体にはしんしんと労働の疲労が積もっているのに。何度も寝返りを打ってみる。収まるべき体勢を見つけられなかった。シーツの上で溺れる。

仕方ないので、オムライスを作ることにした。

何かを細かく刻んで、雑に炒めたい。それだけの衝動だった気がする。ただ、平和の象徴みたいな料理が良かった。名前があるものがよかった。

真夜中オムライス

材料(チキンライス 3人分)
家にあるもの。なんせ夜中だし。足りないものは買いに行けない。ピーマンは入れないことをおすすめする。おいしくなくない?

ちなみに私の昨日のかきあつめ材料はこちら

玉ねぎ 1個半
人参 1本半
えのき パックの1/3
分厚いベーコン 不明(多いほど美味いと思う。肉ってそういうもんだ)
米 茶碗3杯半
サラダ油(大さじ1)
ケチャップ 適当(大さじ3?4?とりあえず米が赤く染まるまで)
コンソメ(小さじ1/2)
マーガリン(覚えてない。いっぱい)
ナツメグ(1振り)
バジル(2振り)
塩コショウ(気合い)


作り方

1.洗い物をする
夕飯の洗い物が残っていた。家族を起こさぬよう細心の注意を払う。フライパンの蓋を落とす。泣きそう。

2.米を炊く
夕飯時、私がおかわりしてしまったためが米がなかった。早炊き機能。お前を一生愛す。

3.刻む
とりあえず小さく刻む。サイズがバラついても良い。真夜中なので。気にしない。

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4.炒める
チキンライスの鉄則、バターをケチらないほど美味くなる。だけど居候の身なのでマーガリンにした。

フライパンにサラダ油を引き、熱する。
何となくのタイミングで、マーガリンも足してみる。
ベーコンを先に中火で炒め、少し焼き目がついたら玉ねぎと人参を投下。
玉ねぎが半透明になったらえのきを入れる。
塩コショウを振る。
気合いでがっつり。クラブでチルってるやつみたいな振り方ははダメだ。クラブ行ったことないけど。

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※追マーガリン。トランス脂肪酸おいしい。

ちょうど良く米のむらしが終わったので、米を入れる。
ここで大事なこと。火を止める。
理由は単純。米と具材を混ぜ合わせるのって難しくない?焦げるの嫌なので、不器用は火を止めよう。見栄をはらない。

ケチャップ、コンソメ、ナツメグ、バジルを投入。クミンも入れたかもしれない。分からないまま混ぜる。味見。どっけなければ塩を振って。そして追マーガリン。あらかた混ぜ終えたら、再度中火で火を通す。サクッと。

味見。ナツメグの香りがフンワリ、ちょっとスパイシー、でもマーガリンでしっとり甘い素晴らしい大人のチキンライスであれば、最高。

最後に、几帳面な母に怒られないよう、コンロをきちんと掃除。

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これで、チキンライス出来上がり。

いい匂い。満足感。そして眠気。

あ、え?卵は?

眠い!眠い!!!

米に卵のお布団をかぶせてる場合ではない暴力的眠気。

ということで、卵は翌朝の自分に期待して、寝床に潜り込んだ。

明日は、料亭のまかないオムライスの作り方を書きます。

追記

朝起きたら、母が卵で包んでくれていました。先日の母への恨み節ノート読まれたかもしれない。お母さんみてる〜〜〜?

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