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【詩】雪の降る寒い夜に

雪の降る寒い夜に暖かい光であなたをひきよせた
つられたあなたはふらりと家にやってきて
暖かい暖炉の前で火に魅入っていた

あなたはきれいだと言って
その暖炉の前のロッキンチェアに深く座った

近くにあった椅子を引っ張ってきて
私も一緒に隣りに座った
そうして永い時間が過ぎた

私は幸せだった
明るい世界にあなたを閉じ込めて
永遠に出ていかないように

ある晴れた朝にあなたはいなくなった
あなたのための暖炉と
あなたの椅子を残して

暖炉に照らされた揺れる家具の影に
あなたを見たような気がした

私はいつまでもその影を見ていたかったけど
もう薪がなくなってしまう

薪がなくなったら椅子を燃やそう
それもなくなったら家も燃やして
そうして私も出ていこう

今はもう、暖かい

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