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映画「すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ」を観てきました。

こんにちは!
株式会社DIPS人事担当の小橋です。

先日のお休みの時に、レイトショーで
映画「すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ」を観てきました。
会社や組織の中での、生き方、生き様みたな感じたのは私だけでしょうか?

「すみっコぐらし」は知っていたものの、つい最近までは全くといっていほど、興味がありませんでした。

ただニュースでのこの映画の番宣があり、この「すみッコぐらし」が大人に愛される理由が伝わってきました。

ちょっぴりネガディブ。「かわいい」だけじゃないキャラクター

すみっコぐらしのキャラクターは、寒がりで人見知りの「しろくま」、恥ずかしがり屋で気弱な「ねこ」、硬いから食べ残された「えびふらいのしっぽ」など少しネガティブ。この人気キャラクターを生み出しのが、デザイナーのよこみぞゆりさんです。

重要なのは”ひっかかり”


(デザイナーよこみぞさんのインタビュー記事から抜粋)

「見た目のかわいさだけでなく、それにプラスして共感、シュール、ネガティブ、ちょっと変など、なにかひっかかりのあるコンセプトがあることを意識しています。また、平面だけでなく、(グッズとして)立体になった時のかわいさも、初期の段階から考えて制作しています」

デザイナーよこみぞゆりさんのインタビューから抜粋

「〇〇のふりをしている」「〇〇なのに、〇〇」など、哀愁を感じさせるキャラクター設定こそが、すみっコぐらしにファンがハマる要因があるように思います。

大人も子供も疲れている時代

「それぞれ、キャラクターとしてのデザインだけでなく、深いストーリー性と共感性の強さが特徴。
アイコンとしてだけでなく、『生きている』お友達のような存在に近いものだからこそ、疲れた現代人にとっては魅力的に映っているのかも知れません。
さらに大人がキャラクターに「癒し」を求める背景については、過去ヒットしたキャラクターにあった、社会背景もあるようです。
世の中の経済状況が厳しく、社会人を中心に『癒されたい』という気持ちが強まっていて、すみっコぐらしが登場した昨今は、大人だけでなく子供も疲れていたり、不安な気持ちや人間関係の悩みを抱えることが多くなっているように思います。

サンエックス キャラクター事業部の桐野朋子さんのインタビューから抜粋

ネガティブながらも、懸命に目の前のことに。一所懸命な姿が、とても共感する

ここからは個人の感想にはなりますが、私個人が感じたのは、すみっコぐらしのキャラクターは、自己肯定感が低くありながらも、自分の目の前の仕事(求められること)に対して、一緒懸命に、考えて、動いて、今の現状を自ら打破していく、根本的な力強さや、生きていく力を最後の最後まで求める姿というのが、人の心を打つのだと感じました。

何かに諦めて、何かに妥協して、何かに迎合する。
それは、日々ストレスなくすごくには、大事な事かも知れません。
ただ、本来の目的である事を、ないがしろにしてしまっては本末転倒。
どうしても譲れない何かがあるのであれば、誰が何と言おうと立ち向かっていく芯の強さが問われているなと感じさせてもらいました。
いささか、大げさかも知れませんが、思ったのです。

営業部の採用に携わることがかなり多かったですが、採用する側から見た時に、特別な何かが無くても、性格が素直じゃなかったとしても、愚直に、諦めずに臨む姿勢が見えた時に、「この人と一緒に働いてみたいな」と思わされたものでした。

昔、弊社代表も、当時新卒の社員の面接の際に、こんな事を言っていていました。
最終面接に臨んだ求職者に対して、
代表「正直、ダメだなと思ったんだよ。暗いし、ぼそぼそ話すし、声小さいし。営業としては向いていないんじゃないかと思ったの。」
私「そうなんですね。なのに、どうして合格を出したんですか?」
代表「不合格だなって思ったから、面接を終わらせようと思ったんだけど、俺の表情がそう出ていたかもね。その瞬間、相手が何かを察知したのか、とにかく面接を終わらせまいと、粘って話続けてきたの。内容自体は正直あまり覚えていないんだけど、粘ってきたの。最終的にはそれが決め手だったな。取ってみようって」
私「粘れば、合格なんですか?」
代表「粘ったからといって、それが全員合格っていう訳ではないけど、相手の思いに感づいて、粘ろうと思った姿勢は、営業として売れる為にも必要な要素だと思ったんだよね。綺麗ごと並べる訳ではなく、受かりたいっていう気持ちが伝わってきたのもあるかな。その気持ちに答えて、採用しようって思った」
私「なるほど。そんな事もあるんですね」

その話を思い出しながら、硬いから食べ残された「えびふらいのしっぽ」だなと思いました(笑)
残す人もいれば、残さない人もいる。
捨てる神あれば、拾う神あり。
ちょっとこじつけ感はありますが、自分の仕事を全うしようと思った今日この頃でした。

綺麗事かと知れませんが、真剣に取り組んでいれば、それを見てくれる人、気がついてくれる人はきっといます。

そう思って目の前の仕事にしっかり向き合える、そんな想いに共感してくれる人と、これからも働いていけるよう、会社にとっての良い人財を採用していきます。