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時代に求められるセンセイのあり方に迷走する。




まさかのAI君再登場。
これだから彼もしっかりデザインしておけば、って思ったんですけどね。

とはいえ今回私が負けた(のかな?)のは人工知能ではなく「時代の流れ」ですかね、言ってみれば。
私がチェコで初めて書道(「書道」とは言うものの、私が教えているのは「習字」の域を超えません)を教えたのは2005年のこと。
そのころからずっと同じスタイルでやってきて、書道教室というのはこういうものだ、用意したお手本の書き方を実際に見せてそれに沿って練習してもらって質問があれば聞いてもらって間違いに気づいたらこちらからもアドバイスする、でも集中を妨げないようあまり話しかけないようにする…そんな感じでやってきました。
生徒さんはたいてい日本語も勉強していない、漢字の知識も持ち合わせていない人たちで日本の書道のビジュアルに魅せられて通っているような人たちなので、意味の解説ももちろんします。(始めたころは学生のバイト感覚で、アニメーターのお仕事をもらえるようになった時さっくりやめたので、ずっと教え続けていたわけではありません。書道教師復活は2016年くらいです。)

今までも私の教え方や私という人間が合わなくて講座を離れていった人もいたと思います。ただ今回のように講座を開いている事務所のほうに苦情を言ってきたというのは初めてで。

物価の急上昇に伴い、損してなるものか、という気持ちが世の中全体で高まっているからかもしれません。
たしかにYouTubeは無料でいろいろな知識を得られるし、有料でも家にいながらビデオ講座(DomestikaとかUdemyとか)を気楽に受けられる時代です。

せっかく教室に足を運ぶのだからそれだけの価値はあって欲しい。

その気持ち、すごく分かります。

私の指導のもと書を学ぶのはネットを見て独習するのと変わらない、という意見が出た、というのもショックでしたが、なぜまず私自身と話し合ってみようとしてくれなかったのか、と思うととてもやるせない気持ちになります。

この話を聞いた日の次の日が、かの4時起きの仕事の日
しかし悶々としてなかなか寝つけず、超寝不足。

明確な解決策のある話ではないのですが、とりあえず次回、ずっと通ってくれている生徒さん達にも何か私の授業の中で改善すべきところは無いか聞いてみようかなと思っています。

…ここに書いてみたら、何だかスッキリしてきました。

勝手にすっきりするために書かれた駄文を読んでくださった皆様、ありがとうございました。

ちなみにいつも漫画で私の汚い筆跡を読んでくださっている方々は「これで書道教えてるの?!」とびっくりされていると思いますが…。
毛筆専、ということで見逃していただければ。



今週の車内での落書き



やっぱり今週も拝んできた。笑



豆氏のスイーツ探求の旅費に当てます。