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オリエンタル工作員、自作の解説に狼狽える。


新キャラ(分身とも言う)「オリエンタル工作員ルゥノスケ」を作りたかったんだが、北野映画で「兄貴ぃ」って言ってそうなチンピラに。汗


昨年九月は四年ぶりに上陸した日本でいきなり大阪文フリに売り子として参加するという一大事業を(何とか)こなし、今考えても「Ru太郎、よくやったぜ」と自分で自分を褒めてあげたい気分ですが、この度なんと、私の分身として拙著『その名はカフカ 1』が2月25日開催の文学フリマ広島6に参加することに……!

先週発送した本たちが無事日本上陸(着陸)を果たしたとご報告いただきましたので、広島文フリでつるるとき子書店に向かわれる方には、「チェコからの郵便なんてちゃんと届くのかな?いつ届くかな?」などとソワソワする必要なく、拙カフカを手にしていただけます!

つる・るるるさんの文フリ初参加時から応援し続けているワタクシではありますが、遠距離からの応援って……なんてお気楽なのかしら!ぜーんぜん真の大変さが分かってないじゃない!と思い知ったのは、実はつい数日前のこと。
いや、「きっと必要になるだろうな……」とは薄々感じていたのですが、やはり商品として拙著を並べていただくことになったので、文フリに向けて本の紹介文を用意するよう、つるるとき子書店店長から要請をいただきました。

ここまで来て、自分の作品の解説・要約・宣伝文が全然書けない、という壁にぶち当たることに。

その紹介文は最長4000字書いて良いらしいんですが。
約17万2千字を納める本を出しておきながら、その解説文が書けない……!

えっと、まずはこの小説、ジャンルは何なんですか?
「ゲーエルウー」とか「カーゲーベー」とか出てくるから(いや、第一巻にはKGBという単語は登場しない)スパイ小説?
組織犯罪も紛争(戦争)も戦争犯罪も盗難も殺人も含んでいるから、こういうのを簡単にまとめちゃうとハードボイルドかな?
約一名人間じゃないような登場人物がいるけど、あれはファンタジー要素なの?考えてみればエミルもペーテルも普通の人間としては尋常じゃない能力を持っているから……本当にファンタジーかもしれない!

小説を書くよりも難しい「自作の客観視」。
いや、これは文フリ来場者の方々に「読んでみたい!」と思わせなきゃいけない文章なんだから、「客観」ではなく「主観」的にどんなに良い作品で読む価値があるのかをアピールした文章でなくちゃいけないんでないのかい?

……そんなの、恥ずかしくてできないよ……。

と、いろいろ悩みながらつるる店長に500字ほどのカフカ紹介文を提出。
広島文フリに向かわれる方は、渾身の拙紹介文、ぜひ読んでやってください。

拙著『その名はカフカ 1』について詳しくはこちら↓

広島文フリに行かれない方でご購入をご希望の方はこちらからどうぞ↓

【コソっとお詫び】
あんなに校正を繰り返したというのに、人間のやることには必ずどこか穴がある……というか、オリエンタル工作員のやることには穴がある、と言ったほうがいいのでしょうけれど、やはり本の中に間違いを見つけました。汗
文フリで販売していただく本には訂正の紙を挟んでもらうことにしまして、今週からの発送分には手作業感満載の(しかし心を込めた)修正版をお送りしております(もう一箇所、現代仮名遣いとして「これは…」というところがあるのですが、そちらはそのままにしています)。


大阪文フリの時は「日本へ行く」という大イベントに気を取られて、せっかく拙画を表紙に使っていただいているというのに宣伝を怠っていた「つるる&とき子の小冊子」シリーズ。
前作の『ぬか床日和』に続いて

今回の広島文フリでは『本を作る理由』が発売されます。

ふふ、表紙イラストでときぞう(←とき子さんの二次元ネーム)が抱っこしているお豆は新キャラ「アズキくん」なのですよ。コーヒー豆氏とは別人……もとい、別豆!なのですよ!


文学フリマ広島6に関して私ができる宣伝活動は今のところこのくらいでしょうか。
るるるさんが今現在準備していらっしゃる『羽ばたくセット』に入る小冊子『別冊「羽ばたく本棚」』では橘鶫さんと私の愛読書についてのエッセイが登場するとのこと、そちらの完成のお知らせを耳にする頃には、その愛読書についての諸々も記事にしたいと思っております。

2月25日の文学フリマ広島へ向かわれる皆様、つるるとき子書店にチラリと顔を出す拙著のニシコクマルガラスに「やあ」とお声をかけていただけたら、とても嬉しいです。そしてご自宅に連れて帰っていただけたならば、地球の反対側でオリエンタル工作員ルゥノスケ、身悶えして喜びます。

何卒よろしくお願いいたします。


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