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2020年5月の記事一覧
「低」コンテクスト文化には気を付けろ
前回、コンテクスト(文脈)文化についてお話ししましたね。
「高」コンテクスト、「低」コンテクストの違いをもう少し実例を挙げてみます。
イタリアに駐在していた時、
同じ会社の日本人の先輩はマンション住まいでした。
ある日、上の階の住人(イタリア人)が仲間と騒いでいて
階下に住んでいる先輩の部屋まで騒音が届いていました。
夜中過ぎても続いていたため、さすがに我慢しきれず、
先輩は上の階へ怒鳴り込みに
「コンテクスト文化」を知れば、会議でのストレスから解放される!
コミュニケーションを語るときには、いろいろな切り口がありますが
「コンテクスト(文脈)文化」という概念をご存知でしょうか?
コミュニケーションにおいて、
発した言葉だけが相手に伝わる「低」コンテクスト文化と、
言葉にしていない内容や想いまで相手に伝わる「高」コンテクスト文化と、いう異なったスタイルが存在するのです。
世界でもっとも「高」なのは日本人と言われています。
そして対極のもっとも「低」に
日本での仕事や職場に窮屈さや退屈さを感じておられる方は多いのではないでしょうか?
わたしも、大手自動車会社に入社後の本社での10年間は、まさに組織の歯車
のようで満足感を得るのは難しかったです。
11年目にして、希望し続けていた海外転勤のチャンスが巡ってきました。
32歳でした。
イタリアの片田舎にある小さな子会社でした。
丸5年間、この現地の子会社に在籍しました。
住んでいたのは人口3万人の小さな町。
日本人どころか、世界のあらゆるところに進出している中国人すら
町で見か