【クリスマス雑学】サンタさんのトナカイはみんなメス!?赤鼻のトナカイはいる!?
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さて、クリスマスシーズンということで、今回はクリスマスにちなんだ動物を紹介します!ずばり、トナカイです。
●シカの仲間で唯一・・・
メスにもツノがあります。オスよりも小さめのツノです。通常のシカには見られない特徴です。
シカに限らず、いきもののオスにツノ(とか、何かしら派手なもの)がある理由は、大きくこの2つが理由です。
・オス同士のケンカ
・メスへのアピール
では、トナカイのメスのツノの意味は?
●雪が関係しています
まず、トナカイは北極圏や寒帯地方に生息しています。そして、オスとメスでツノが生える季節が異なります。オスは春から秋の、比較的暖かい季節にツノが生えるのですが、メスは冬にツノが生えます。
これはトナカイの食性に絡んでいて、オスよりも身体が小さく、子育てもしないといけないメスは、冬に雪の下の苔などを食べます。そのときに、雪を掘る道具としてツノを獲得した、と言われています。
●雪に適した身体
トナカイの身体は寒帯地方に適した進化をしています。
・身体が大きい
これは「ベルクマンの法則」で言われていることですが、同じ種類のいきものでも、寒い地域に住む種類の方が身体が大きくなる、というものです。
・大きな蹄
シカの中では大きな蹄をしています。これは雪の上を歩くのに適した進化です。蹄が大きいことで体重が分散されて雪に沈みにくくなります。
・足が早い
実は足が早く、時速60〜70キロはでるようです。また、トナカイは群れで生活するためにこの速度でエサをもとめて大移動をします。かなりの迫力がありそうですね。
・毛皮があつい
寒さに耐えれるように厚い毛皮に覆われています。
●人間との関係
トナカイは古くから家畜として人間と暮らしています。上記のような身体的特徴があるので、例えば、荷物を運んでもらったり、ソリをひいてもらったり、毛皮で防寒衣服を作ったり、などなど。今も寒帯地方に住む民族にとってはなくてはならないパートナーです。
●なぜサンタクロースの相棒に!?
ソリを引くならイヌでいいじゃないか?とも思いますが、こちらも上記理由から説明できますね。
まず、サンタさんはみんなのプレゼントという大きな大きな荷物を持っています。ということは、ソリは重たいと想定されるため、イヌよりも大きく力持ちなトナカイは適していますね。
また、サンタさんはクリスマスの日に世界中のこどもたちにプレゼントを配らなければなりません。ということは、ソリにはスピードも重要です。しかも、外は冬のため、雪が降っているでしょう。しかし、その点もトナカイはクリアですね。雪の上で走るのに適した足(蹄)を持っており、そもそもの足も速い。
そして、プレゼントを配るのはいつですか?
そうです。みんなが寝静まった夜です。こんなときもトナカイなら大丈夫。イヌと違い、あまり吠えません。
なるほど、サンタさんは実に合理的な理由でトナカイを相棒としていますね。
●サンタさんをひくトナカイはメス!?
そうなんです。ここまでお読みのみなさんはお分かりの通り、冬にツノが生えているのは、メスです。
●赤鼻のトナカイはいる??
実際にはいないと思います。トナカイの鼻は、シカらしく茶や黒です。ただし、トナカイの鼻には毛細血管が張り巡らされています。よって、色素の薄いトナカイがいれば、うっすらと血管の赤色が見えるかもしれないですね。
いかがですか?クリスマスにちなんだ動物雑学でした。今後も時節にちなんだいきもの雑学を紹介していきます!ぜひフォローをお願いします🥴
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