初めてのノイズキャンセリングイヤホン

先日、SONYのノイズキャンセリング機能付のワイヤレスイヤホンを購入した。人生初のノイズキャンセリングである。

正直、音楽は好きだが、オーディオにめちゃくちゃお金をかける人の気持ちが分からなかった勢である。高級イヤホンとか聞いても、音はキレイな感じはたしかに感じる。ただ、1万と3万の違いとか分からないし、3000円くらいのワイヤレスイヤホンでも全然感動できてしまう、安い耳の持ち主だった。

だから、「高いイヤホンはいいですよ」と言われたところで、いまいちピンと来なかった。そこにお金を使うくらいなら、音源を買うのに使いたい。そういう気持ちのほうが強かった。

ただ、後輩から「ノイズキャンセリング機能はマジで良い」とオススメされた。なぜなら、通勤や移動中の雑音が消え、完全に音楽に没頭できるから。

この理由はなるほどと思った。正直、電車の音を消そうと思ったら音量を上げるしかない。でも、音量マックス音漏れ迷惑野郎にはなりたくない。だから、渋々ノイズを許容せざるをない。そんな悩みを解決してくれるかも、と珍しく自分もオーディオ機器が欲しくなった。

しかし、保守的でチキンな自分、いきなり最新型をフルプライスで買う度胸はなく、まずは中古で型落ち機器を買ってみた。
お値段6,000円ちょい。全然許容できる範囲の価格。

マジで音楽を聞くのが楽しくなった

結論から言うと、最高だった。

確かに、付けた瞬間の静けさが違う。もちろん、完全に世界が無音になるわけではない。近くの人の喋り声とか、店内BGMとか、完全に消せない音もある。

でも、風の音や車の音、そうした地味なノイズはガッと消える。
そして、こうした音が実は音楽を聞く上で凄くノイズになっていたんだなと気づいた。音量をあげなくても、凄くクリアにベースなどの低音が聞こえる。

最近、音楽を熱心に収集していないのもあり、自分のライブラリに保存されている音楽には若干飽きが来ていたのだが、ライブラリを適当にシャッフル再生するだけでも凄く楽しい。

いい音をいい環境で聞くって、こんなに気持ちいいんだなと学習できた。移動時間が凄い楽しみになってきた。

音楽なんて、ただ生きていくだけには全く不要なもの。じゃあ何で音楽にハマるかというと、人生に彩りを与えるため。刺激を与えるため。
そういう意味では、ノイキャンイヤホンは退屈な移動時間を楽しい時間に変えてくれた、音楽に相応しい器具だ。

まさかこんなに自分のライブラリが輝く日が来るとは。中高生の頃から集めていたCDたちの音源が、今また輝いている。素晴らしい製品を作ってくれてありがとうSONY、それを紹介してくれてありがとう後輩…

以上！